オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート (英語 : Oliver Hazard Perry -class missile frigate ) は、アメリカ海軍 のミサイル フリゲート の艦級。対潜戦 とともに防空 も重視した新しいフリゲートとして、1973年 度から1984年 度にかけて51隻が建造された。基本計画番号はSCN-207/2081。
2006年の「サンプソン 」(アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 52番艦)の進水まで、第二次世界大戦 後のアメリカ海軍の水上戦闘艦 としては最多の建造数を誇っていた。
概要
本級は、アメリカ海軍が船団護衛 や低脅威海域の哨戒 を主任務として、SCB261計画により、1970年代 から1980年代 にかけて開発・建造したフリゲートである。
低コストを目標としながらも、多用途 ヘリコプター 2機と戦術曳航ソナー を搭載し、また長射程のスタンダード 艦隊防空ミサイル を装備するなど、決して「安物」ではない戦闘能力を備えている。さらには、スターク被弾事件 においては2発のエグゾセ 対艦ミサイル を被弾しながらも、応急修理ののち自力でのアメリカ本土 帰還に成功するなど、抗堪性も優れている。このため、オーストラリア海軍 やスペイン海軍 、台湾海軍 などは自国でライセンス建造 を行い、さらにはアメリカ海軍の退役艦を購入する国も後を絶たない。
イージス艦 全盛のアメリカ海軍水上戦闘艦勢力のなかにあって、ペリー級の戦闘能力は取るに足らないものではあったが、運用コストが安い上に小回りが効き、ヘリコプターも搭載していることから、海上治安活動 などの戦争以外の軍事作戦 (MOOTW)に多く充当されて活躍した。このために、当初予想されたよりも退役のペースは落ちたものの、2015年までにアメリカ海軍の所属艦はすべて退役し、運用を終了した。
来歴
アメリカ海軍 では、戦後 第二世代の航洋護衛艦(DE)の嚆矢として、1960年 度でブロンシュタイン級(SCB-199) が建造され、1961年 度よりガーシア級(SCB-199A) と、順次に拡大強化が図られていき、1964年 度から建造されたノックス級(SCB-199C) において一応の完成を見た[ 4] 。特にノックス級は1967年 度までに46隻が建造され、対潜掃討群や護衛艦部隊の中核戦力として活躍した[ 5] 。
一方、これらの動きと並行して、1962年より新型対潜駆逐艦としてのシーホーク計画艦(SCB-239)の検討が着手されており、1966年からはDX/DXG計画艦として仕切り直されていた。これはアレン・M・サムナー級 、ギアリング級 など、艦隊再建近代化計画 (FRAM )改修を受けた大戦型駆逐艦の更新用として見込まれており、最終的にスプルーアンス級 として結実することになる。しかし1970年に海軍作戦部長 に就任したズムウォルト 大将 は、DX計画艦でFRAM艦全てを更新することは困難として、「コスト重視の設計」を掲げて、より安価なパトロール・フリゲート(PF)によって補完するハイ・ロー・ミックス (High Low Mix) コンセプトの導入を模索しはじめた。
当初は対潜特化のASW型と、最低限の対潜戦能力とともに艦隊防空能力も備えたAAW型の組み合わせが検討されていたが、検討の過程で、AAW型の対潜戦能力を強化するかたちで一本化された。DX/DXG計画は国防長官府 (OSD) 主導で進められていたのに対して、この新PFでは海軍が主導権を取り戻し、ズムウォルト海軍作戦部長の腹心の部下であるプライス中将の指導下で、海軍艦船技術センター(NAVSEC; NAVSEA の前身組織)がフィジビリティスタディ を進めた。中将の名前から、設計は"Design-to-Price"とあだ名された。その後、造船所の支援を受けて、NAVSECにおいて艦船システム設計(SSD)が進められた。これは従来の契約設計に代わる包括的な設計であった。
1971年12月、各造船所に対して技術提案要請(RFP)が出され、1972年12月にはバス造船所がSSD支援契約を獲得し、続いて1973年7月には詳細設計・建造の契約を獲得した。なお本級では、1番艦 と2番艦 の建造間隔を2年開け、2番艦以降は1番艦の建造で得たノウハウ をもとに、様々な問題点や改善点を把握した上で建造が行えるように計画された。また各造船所における能力の違いを考慮し、基本的な設計は指定するも、ある程度自由な設計も行えるよう配慮された。
なお、上記の通り、当初は従来の航洋護衛艦(DE)とは区別して、タコマ級 以来途絶えていたパトロール・フリゲート(PF)と類別される予定であったが、1975年の艦種再編 に伴って、ミサイルフリゲート(FFG)に変更された。
設計
船体
「ロドニー・M・デイヴィス 」の青図 。
当初、ノックス級やハミルトン級カッター の船体設計を流用することも検討されたものの、結局、遮浪甲板型の船体が新規に設計された。上部構造物は、従来までのアメリカ海軍艦船のように艦橋や煙突などがそれぞれ独立しておらず、艦橋から煙突、後部に備えたヘリコプター格納庫 まで艦の前後にわたってほぼ一体化され、実に艦の全長の50%を占めている。これは空母戦闘群(現 空母打撃群) に随伴して長期間の航海を行うために居住性を向上させたためと各種物品倉庫を大型化したためで、これまでの平甲板型の小型の駆逐艦 やフリゲートで問題とされていた点を考慮したものである。なお戦闘指揮所 (CIC)も、02甲板に位置する艦橋との往来を重視して、その斜め後方、上部構造物内の01甲板レベルに配置されている。
排水量低減のため、上部構造物を中心にアルミニウム合金 が多用されており、これが抗堪性において欠点になっているとの指摘もある。また排水量低減を重視するあまり、アルミ合金や高張力鋼 (HY80)など高価な素材を多用したために、逆に船価の上昇に繋がっている面もあった。ただしバイタルパート にはある程度の装甲 措置が導入されており、弾庫区画には19mmのアルミニウム合金装甲 、主機関管制室上には16mm鋼板装甲、主要な電子・指揮区画には19mmのケブラー ・プラスチック装甲が施されている。
前任のノックス級が凌波性に問題を抱えていた反省から、艦橋前面の上甲板にミサイル発射機を装備した関係もあって、艦首は甲板が波をかぶらないよう長く前に伸び、さらに波除けに大きなブルワーク(甲板外側防壁、艦首の1段上がっている部分)が装備されている。このため、艦首部分はソナーを艦首装備とした艦のように鋭く尖っており、乗員からは、マグロ漁船 からの連想で“tuna bow”と称されている。またSH-60ヘリコプターの搭載に伴い、航空運用能力向上のため、FY79以降の計画で建造された艦には2.36メートル長のフィンスタビライザー が装備されており、それ以前の建造艦にも1982年よりバックフィットされた。
なお、#艦載機 運用能力強化のため、「ブーン 」は艦尾側船体を8フィート (2.4 m)延長するよう設計変更して建造された。この改修は、トランサムを45度まで後傾させることで行われており、排水量も増加しているが、水線長は変更されていない。「アンダーウッド 」以降の全艦がこの仕様で建造されており、また既に建造・就役していた艦の一部もこの仕様に準じて改修されている(#同型艦 参照)。
FFG-60 ロドニー・M・ディヴィス RASTを装備したLAMPS III対応型
機関
LM2500ガスタービンエンジン
主機関としては、スプルーアンス級と同じLM2500 ガスタービンエンジン によるCOGAG 構成を採用しており、2基のLM2500からの出力をSSSクラッチ付の歯車式減速機 を介して1軸にまとめて、推進器を駆動する。推進器としては、直径5.03メートル、5翅の可変ピッチ・プロペラ (CPP)が用いられる。スプルーアンス級では、計4基のLM2500を両舷の2軸に2基ずつ配して駆動していたことから、本級ではその1軸分を搭載している形になっており、機械室も1室構成とされている。なお本級の計画速力は最大28.5ノットであるが、LM2500×1基でも最大25ノットの速力発揮が可能とされている[ 10] 。また何隻かの艦は、海上公試 で36ノットに達する最大速力を記録している。
また抗堪性を持たせるため補助推進装置として艦橋下付近に引き込み式のアジマススラスター (各325馬力) 2基を装備し、スクリューまたは舵が破損した場合にはそれによって推進(最大6ノット)と操舵を行う。このポッドは360度自由旋回できるため、低速時の操舵にも使用できる[ 10] 。本級の48番艦「サミュエル・B・ロバーツ 」は1988年4月14日、アーネスト・ウィル作戦 に従事してペルシャ湾にてタンカーを護衛中に触雷、機関室が浸水して機能を喪失したが、この補助推進によって、バーレーン港に独力で帰還することに成功した。
なお電源 としては、ディーゼルエンジン を原動機とする出力1,000キロワットの発電機 4基を搭載している。
装備
Mk 13発射機から発射されるSM-1 スタンダードSAM
開発に当たって策定されたペリー級の戦闘のコンセプトは、以下のとおりであった。
対艦ミサイル装備のソ連 潜水艦 に対し、自艦装備の戦術曳航ソナー により遠距離で探知して、ミサイルの発射以前にLAMPS によって位置を局限・撃破する。
能力限定型ターターシステム 、簡易型海軍戦術情報システム による、フリゲートとしては十分に強力な防空戦闘能力により、船団に対して対空援護を提供する。
また本級は継続的に装備の更新を図りつつ建造されており、4つのフライトと最終艦に大別される。
フライトI/II
1973 ~8年 度計画艦 - FFG-7 ~34
フライトIII
1979年 ・1980年 度計画艦 - FFG-36 ~49
フライトIV
1981 ~3年 度計画艦 - FFG-50 ~60
イングラハム(FFG-61)
1984年度計画艦
C4I
戦闘システムの図解
上記の通り、本級搭載の戦術情報処理装置 は「簡易型」と位置づけられていたことから、通常の海軍戦術情報システム (NTDS)に対してJTDS(Junior Tactical Data System )として区別されたが、後にWSSと改称された。
最初期のフライトI・IIの艦では、電子計算機として1ベイのAN/UYK-7 (メモリサイズ16キロワード)2基を搭載し、指揮管制を担当する武器支援処理装置(Weapon Support Processor , WSP)および武器管制を担当する武器管制処理装置 (Weapon Control Processor , WCP)として配した。コンソールとしては、WSPと連接されるCDSコンソールとしてOJ-194/UYA-4 ワークステーション4基とOJ-197/UYA-4 ワークステーション2基、またWCPと連接される武器管制コンソール2基を備えていた。戦術データ・リンク は受信専用のリンク 14 であった。
フライトIIIではAN/UYK-7電子計算機のメモリサイズを96キロワードに拡張するとともに、対潜戦 用のWAP(Weapon Alternate support Processor )が追加された。またこれらの情報処理機能の強化とともに、リンク 11 の送受信に対応したほか、AN/SLQ-32 電波探知装置がシステムに連接された。またフライトIVではWAP/LAMPSやリンク 11の機能強化が図られたほか、最終艦「イングラハム」ではWSP・WAPをAN/UYK-43 に更新した。
また1999年までに、本級のうち11隻(FFG-47, 48, 50-55, 57, 59, 61)に対してRAIDS(Rapid Anti-Ship Cruise Missile Integrated Defense System ) が実装された。これはファランクスCIWS の火器管制レーダーとAN/SLQ-32電波探知装置からの情報を、COTS化されたコンピュータを介して、艦の戦闘システムに統合するものであった。
対空・対水上戦
レーダー としては、当初は他のミサイル艦と同様にAN/SPS-52 を搭載することも検討されたが、トレードオフ 開発の結果、2次元式 のAN/SPS-49 のみとなった。これにより、本級は、アメリカ海軍のミサイル艦として唯一、3次元レーダー などの高角測定手段を備えない艦級となった。当初は(V)4が搭載されていたが、最終艦「イングラハム」では(V)5とされ、これ以前の建造艦の一部にもバックフィットされた。
コンセプト開発で決定されたように、本級は能力限定型ターター・システムを装備する。その射撃指揮装置 としては、もともとはMk.87(シグナール社製M22 のライセンス生産 版[ 14] )にSTIR追尾レーダー (separate target illumination radar)を連接して搭載する予定とされており、またこれが頓挫した場合はターター-C・システムの搭載が予定されていた。結局、M22の改良型にあたるWM28をライセンス生産したMk.92 mod.2 が搭載された。WM28シリーズの特徴となっていた卵型レドームを備えたCAS(Combined Antenna System)のほか、別体のSTIR追尾レーダーとしてAN/SPG-60 の改良型が連接された。同時に4目標を追尾できる。また最終艦「イングラハム」では、CORT(Coherent Receiver Transmitter)を適用して低空目標への対処能力などを強化したmod.6に更新され、これ以前の建造艦の一部にもバックフィットされた。
艦対空ミサイル (SAM)の発射機としては、計画当初は連装のMk.26 が検討されていたが、後にアスロック 対潜ミサイル の搭載要求が削除されると、よりコンパクトなMk.13 に変更された。ここから発射されるミサイルとしてはSM-1MR が用いられた。その後、SM-1MRは2003年度にアメリカ海軍から退役したことから、Mk.13発射機も順次に撤去され、2009年9月より、撤去跡には遠隔操作式の87口径25mm単装機銃(Mk.38 mod.2) が搭載された。ただしオーストラリア海軍 のアデレード級 などでは、Mk.92をmod.12にアップデートし、SAMをSM-2MR に更新している。
艦砲 としては、計画当初は90口径35mm機銃 が検討されていたが、近距離での高速戦闘艇 との交戦も考慮して、結局、62口径76mm単装速射砲(Mk.75 3インチ砲) が搭載された。これはイタリアのオート・メラーラ 社製の76mmコンパット砲 のライセンス生産版であった。これにより、本級は、1960年代以降に建造されたアメリカ海軍の水上戦闘艦としては唯一5インチ砲を搭載しない艦級となった。当初計画の名残もあり、砲の装備位置は、通常ありがちな艦首・艦尾甲板ではなく、艦体の中央部、上部構造物上とされている。また対艦兵器 としては、Mk.13からハープーン艦対艦ミサイル を発射することができた。
1988年より、Mk.15ファランクス 20mmCIWS が順次に搭載され、1990年代後半よりブロック1に更新された。また2005年までに、当時アメリカ海軍で運用されていた艦ではブロック1Bにアップデートされた。このほか、1990年 ・1991年 のクウェート侵攻 から湾岸戦争 を受けて、一部の艦に対し、小型の高速戦闘艇 に対処するためのMk.38 25mm単装機銃 や12.7mm単装機銃 、7.62mm汎用機関銃 などを搭載する改修が行われ、これは後に大部分の艦に適用された。
上部構造物上の76mm単装砲
上甲板舷側に装備される25mm機銃
対潜戦
乾ドックに入ったペリー級。艦首のSQS-56ソナー・ドームが見える。
従来のアメリカ海軍の護衛駆逐艦は、低周波のAN/SQS-26 探信儀とアスロック 対潜ミサイル を組み合わせて搭載してきた。しかし新PF計画の初期段階で、既に艦隊には十分数のAN/SQS-26が配備されており、新しい戦術曳航ソナー (TACTASS)による遠距離探知能力を加味すると、このように強力・高価な船体装備ソナーの搭載は不要との判断が下された。またDX計画での検討を踏まえて、本級には哨戒ヘリコプター を用いたLAMPS の搭載が予定されていたが、この検討において、従来のAN/SQS-26探信儀とLAMPSを搭載した艦では、アスロックはごく補完的な役割しか果たしていないことが判明した。
このことから本級では、アスロック対潜ミサイルを省き、探信儀も従来より高周波で簡便安価なものとして、遠距離での戦闘はTACTASSとLAMPSに多くを依存する運用構想となった。探信儀としては、以前用いられていたAN/SQS-23 (5 kHz級)を改良したAN/SQQ-23が検討されたが、結局、更に周波数が高いAN/SQS-56 (7 kHz級)が採用された。これにより、おそらく600トンの排水量削減を実現したものと考えられている。ただし将来的にAN/SQS-23級の探信儀に換装できるよう、所定の強度が確保された。なお、アメリカ海軍と同様にAN/SQS-23を運用していた海上自衛隊 では、カタログスペックで期待されたような長距離探知が少ない一方、低周波ゆえに分解能 が低く、探知が不安定なこともあり、ソナー探知距離内に存在する潜水艦 を探知できないままに攻撃を受ける「スリップ」と称される戦術事象が問題になっていたことから、本級に範をとって、遠距離探知性能は妥協しつつ探知の確実性を高めるよう方針転換し、OQS-4 を装備化している。
また遠距離探知をTACTASSに委任したことにより、自艦の水中放射雑音の低減がそこまで厳格でなくなったことから、ディーゼル発電機を採用できるなど、設計の自由度が向上するという副産物もあった。AN/SQR-19 TACTASSは、開発の遅延から初期建造艦では後日装備となったが、フライトIIIより搭載が開始された。また、その遠距離探知性能を活用するため、29番艦 よりAN/SQQ-89 (V)2統合対潜システムが実装された。これは対潜戦のパッシブ化 に対応して、曳航ソナー とソノブイ の音響信号処理 を統合するものであったが、スプルーアンス級などで搭載されたバージョンとは異なり、本級のシステムでは、探信儀の音響信号処理や水中攻撃指揮機能は統合されなかった。初期建造艦でも、LAMPS Mk.IIIの運用に対応して改修された艦では、AN/SQR-19とともにAN/SQQ-89(V)2を搭載する予定であったが、AN/SQQ-89の開発遅延のために、漸進的な施策として、AN/SQR-18 TACTASSとAN/SQR-17ソノブイ情報処理装置のみを搭載した艦も多かった。なお、のちに一部の艦ではAN/SQQ-89を(V)10にアップデートしたほか、AN/SQS-56にキングフィッシャー機雷探知改修を施した艦もある。
このようなコンセプト開発の結果、艦固有の対潜兵器 は、324mm3連装短魚雷発射管 のみとなった。この短魚雷発射管およびLAMPSヘリコプター用として、Mk.46 またはMk.50 が24発搭載された。
電子戦
竣工当初は、従来のDEと同様、電子戦支援 (ESM)機能しかもたないAN/SLQ-32 (V)2電波探知装置を搭載していた。当初は艦の戦闘システムと連接されていなかったが、フライトIIIより連接されるようになった。
また1987年10月より、電子攻撃 (ECM)機能を備えたAN/SLQ-32(V)5電波探知妨害装置へのアップデートが開始された。これは別体のサイドキック電波妨害装置 を搭載・連接するもので、スターク被弾事件 で適切な電子戦 的対応が行えなかったことへの反省を受けた施策であった。このサイドキック電波妨害装置は、AN/SLQ-32(V)3電波探知妨害装置のECM部分と同様の機能だが、送信出力はやや低いものであった。数年前に台湾向けに開発したものを発展させて開発されたことから、発注からわずか3ヶ月後から配備に入った。
デコイ 発射機としては、19番艦(FFG-27) よりMk 36 SRBOC が標準装備となり、これ以前の建造艦にもバックフィットされた。また一部の艦では、新型のNULKA アクティブデコイのためのMk.53連装発射機も搭載された。
艦載機
補給物資輸送中の「ロバート・G・ブラッドレイ」搭載機
1971年11月の決定に基づき、本級は2機のLAMPS ヘリコプターを搭載するものとされた。初期建造艦では、従来のDEと同じくSH-2 を用いたLAMPS Mk.Iが搭載されていた。
その後、大型で強力なSH-60B を使用するLAMPS Mk.IIIが搭載されることになり、まず2番艦「マッキナニー」がLAMPS Mk.IIIのテストベッドとして改修され、1981年2月に再竣工した。この改修では、上記の通りにヘリコプター甲板 を艦尾側に延長し、ヘリコプター運用支援設備(RAST) が装備されている。フライトIII以降の艦はいずれもこの仕様で建造されたほか、これ以前の建造艦の一部でも同様の改修が行われた。
なおLAMPS Mk I搭載の短船体型でも格納庫 は2機分が確保されているが、実際には航空艤装の制約上、通常は1機のみの搭載・運用となっていた。
同型艦
アメリカ国内で建造された艦
アメリカ海軍
退役/再就役後
船体
#
艦名
建造所
起工
就役
退役
再就役先
#
艦名
就役
退役
その後
リンク
短
FFG-7
オリバー・ハザード・ペリー USS Oliver Hazard Perry
バス鉄工所
1975年 6月
1977年 12月
1997年 2月20日
スクラップとして廃棄
[1]
長[ 注 3]
FFG-8
マッキナニー USS McInerney
1978年 1月
1979年 11月
2010年 8月31日
パキスタン
F-260
アラムジル(Alamgir )
2010年 8月31日
[2]
短
FFG-9
ワズワース USS Wadsworth
トッド造船所 ,サンペドロ
1977年 7月
1980年 4月
2002年 6月
ポーランド
273
ゲネラウ・タデウシュ・コシチュシュコGen. T. Kos'ciuszko
2002年 6月
[3]
FFG-10
ダンカン USS Duncan
トッド造船所,シアトル
1977年 4月
1980年 5月
1994年 12月
トルコ
船体部品として
2017年4月 実艦的として海没処分
[4]
FFG-11
クラーク USS Clark
バス鉄工所
1978年 7月
1980年 5月
2000年 3月
ポーランド
272
ゲネラウ・カジミェシュ・プワスキGen. K. Pulaski
2000年3月
[5]
FFG-12
ジョージ・フィリップ USS George Philip
トッド造船所, サンペドロ
1977年 12月
1980年 10月
2003年 3月
スクラップとして廃棄
[6]
FFG-13
サミュエル・エリオット・モリソン USS Samuel Eliot Morison
バス鉄工所
1978年 12月
1980年 10月
2002年 4月
トルコ
F 496
ゴコーヴァGokova
2002年 4月
[7]
FFG-14
サイズ USS Sides
トッド造船所, サンペドロ
1978年 8月
1981年 5月
2003年 2月
スクラップとして廃棄
[8]
FFG-15
エストシン USS Estocin
バス鉄工所
1979年 4月
1981年 1月
2003年 4月
トルコ
F 497
ギョクスGöksu
2003年 4月
[9]
FFG-16
クリフトン・スプレイグ USS Clifton Sprague
1979年 7月
1981年 3月
1995年 6月
F 490
ガズィアンテプGaziantep
1997年 8月
[10]
FFG-17
FFG-01 アデレード HMAS Adelaide アデレード級
トッド造船所, シアトル
1977年 7月
1980年 11月
2008年 1月19日
2011年4月、海没処分し漁礁に
[11]
FFG-18
FFG-02 キャンベラ HMAS Canberra アデレード級
1978年 3月
1981年 3月
2005年 11月12日
2009年10月、海没処分し漁礁に
[12]
FFG-19
ジョン・A・ムーア USS John A. Moore
トッド造船所, サンペドロ
1978年 12月
1981年 11月
2000年 9月
トルコ
F 495
ゲティズGediz
2000年 9月
[13]
FFG-20
アントリム USS Antrim
トッド造船所, シアトル
1978年 6月
1981年 9月
1996年 5月
F 491
ギレスンGiresun
1997年 8月
[14]
FFG-21
フラットレイ USS Flatley
バス鉄工所
1979年 11月
1981年 6月
1996年 5月
F 492
ゲムリクGemlik
2001年 10月
[15]
FFG-22
ファーリオン USS Fahrion
トッド造船所, シアトル
1978年 12月
1982年 1月
1998年 3月
エジプト
F 901
Sharm El-Sheik
1998年 3月
[16]
FFG-23
ルイス・B・プラー USS Lewis B. Puller
トッド造船所, サンペドロ
1979年 5月
1982年 4月
1998年 9月
F 906
トシュカToushka
1998年 9月
[17]
FFG-24
ジャック・ウィリアムズ USS Jack Williams
バス鉄工所
1980年 2月
1981年 9月
1996年 9月
バーレーン
90
ソパン (Sabha )
1996年 9月
[18]
FFG-25
コープランド USS Copeland
トッド造船所, サンペドロ
1979年 10月
1982年 8月
1996年 9月
エジプト
F 911
アレクサンドリアAlexandria [ 注 4]
1996年 9月
[19]
FFG-26
ギャラリー USS Gallery
バス鉄工所
1980年 5月
1981年 12月
1996年 6月
F 916
タバTaba
[20]
FFG-27
マーロン・S・ティスデイル USS Mahlon S. Tisdale
トッド造船所, サンペドロ
1980年 3月
1982年 11月
1996年 9月
トルコ
F 494
ギョクチェアダGokceada
1999年 4月
[21]
長
FFG-28
ブーン USS Boone
トッド造船所, シアトル
1979年 3月
1982年 5月
2012年 2月23日
2022年9月、実艦的として海没処分
[22]
長[ 注 3]
FFG-29
スティーブン・W・グローブス USS Stephen W. Groves
バス鉄工所
1980年 9月
1982年 4月
2012年 2月24日
スクラップとして廃棄
[23]
短
FFG-30
リード USS Reid
トッド造船所, サンペドロ
1980年 10月
1983年 2月
1998年 9月
トルコ
F 493
ゲリボルGelibolu
1999年 1月
[24]
FFG-31
スターク USS Stark
トッド造船所, シアトル
1979年 8月
1982年 10月
1999年 5月
スクラップとして廃棄
[25]
長[ 注 3]
FFG-32
ジョン・L・ホール USS John L. Hall
バス鉄工所
1981年 1月
1982年 6月
2012年 3月9日
[26]
FFG-33
ジャレット USS Jarrett
トッド造船所, サンペドロ
1981年 2月
1983年 7月
2011年5 月
[27]
短
FFG-34
オーブリー・フィッチ USS Aubrey Fitch
バス鉄工所
1981年 4月
1982年 10月
1997年 12月
[28]
FFG-35
FFG-03 シドニー HMAS Sydney アデレード級
トッド造船所, シアトル
1980年 1月
1983年 1月
2015年 11月7日
[29]
長
FFG-36
アンダーウッド USS Underwood
バス鉄工所
1981年 7月
1983年 1月
2013年 2月15日
[30]
FFG-37
クロメリン USS Crommelin
トッド造船所, シアトル
1980年 5月
1983年 6月
2012年 10月
2016年7月、実艦的として海没処分
[31]
FFG-38
カーツ USS Curts
トッド造船所, サンペドロ
1981年 7月
1983年 10月
2013年 1月25日
2020年9月、実艦的として海没処分
[32]
FFG-39
ドイル USS Doyle
バス鉄工所
1981年 10月
1983年 5月
2011年 7月
スクラップとして廃棄
[33]
FFG-40
ハリバートン USS Halyburton
トッド造船所, シアトル
1980年 9月
1984年 1月
2014年 9月4日
記念艦として保存するか検討中。
[34]
FFG-41
マクラスキー USS McClusky
トッド造船所, サンペドロ
1981年 10月
1983年 12月
2015年 1月14日
2018年7月、実艦的として海没処分
[35]
FFG-42
クラクリング USS Klakring
バス鉄工所
1982年 2月
1983年 8月
2013年 3月22日
外国軍への売却のため係留中
[36]
FFG-43
サッチ USS Thach
トッド造船所, サンペドロ
1981年 3月
1983年 3月
2013年 11月1日
2016年7月、実艦的として海没処分
[37]
FFG-44
FFG-04 ダーウィン HMAS Darwin アデレード級
トッド造船所, シアトル
1981年 7月
1984年 7月
2017年 12月9日
記念艦として保存するか検討中。
[38]
FFG-45
ド・ワート USS De Wert
バス鉄工所
1982年 6月
1983年 11月
2014年 4月4日
外国軍への売却のため係留中
[39]
FFG-46
レンツ USS Rentz
トッド造船所, サンペドロ
1982年 9月
1984年 6月
2014年 3月10日
2016年9月、実艦的として海没処分
[40]
FFG-47
ニコラス USS Nicholas
バス鉄工所
1982年 9月
1984年 3月
2014年 3月10日
スクラップとして廃棄
[41]
FFG-48
ヴァンデグリフト USS Vandegrift
トッド造船所, シアトル
1981年 10月
1984年 11月
2015年 2月19日
2022年6月、実艦的として海没処分
[42]
FFG-49
ロバート・G・ブラッドレイ USS Robert G. Bradley
バス鉄工所
1982年 12月
1984年 6月
2014年 3月28日
バーレーン
[43]
FFG-50
テイラー USS Taylor
1983年 5月
1984年 12月
2015年 5月8日
台湾
PFG-1112
銘傳
2018年 11月8日
[44]
FFG-51
ゲイリー USS Gary
トッド造船所, サンペドロ
1982年 12月
1984年 11月
2015年 7月23日
PFG-1115
逢甲
[45]
FFG-52
カー USS Carr
トッド造船所, シアトル
1982年 3月
1985年 7月
2013年 3月13日
台湾 への売却を検討中
[46]
FFG-53
ハウズ USS Hawes
バス鉄工所
1983年 8月
1985年 2月
2010年 12月10日
スクラップとして廃棄
[47]
FFG-54
フォード USS Ford
トッド造船所, サンペドロ
1983年 7月
1985年 6月
2013年 10月31日
2019年10月、実艦的として海没処分
[48]
FFG-55
エルロッド USS Elrod
バス鉄工所
1983年 11月
1985年 5月
2015年 1月
台湾 への売却を検討中
[49]
FFG-56
シンプソン USS Simpson
1984年 2月
1985年 11月
2015年 9月29日
外国軍等への売却のため係留中
[50]
FFG-57
ルーベン・ジェームズ USS Reuben James
トッド造船所, サンペドロ
1983年 11月
1986年 3月
2013年 8月1日
2016年1月、実艦的として海没処分
[51]
FFG-58
サミュエル・B・ロバーツ USS Samuel B. Roberts
バス鉄工所
1984年 5月
1986年 4月
2015年 5月22日
スクラップとして廃棄
[52]
FFG-59
カウフマン USS Kauffman
1985年 4月
1987年 2月
2015年 9月18日
外国軍等への売却のため係留中
[53]
FFG-60
ロドニー・M・デイヴィス USS Rodney M. Davis
トッド造船所, サンペドロ
1982年 10月
1987年 5月
2015年 1月23日
2022年7月、実艦的として海没処分
[54]
FFG-61
イングラハム USS Ingraham
1987年 3月
1989年 8月
2014年 11月12日
2021年8月、実艦的として海没処分
[55]
アメリカ国外でライセンス生産で建造された艦
オーストラリア海軍
オーストラリア海軍の「シドニー 」 Mk.41 VLSを追加搭載した状態
上記4隻を購入した他、2隻をライセンス生産 して1980年から運用した。
初期に購入した2隻は2005年と2008年に退役したが、残る4隻はSEA 1390改修によりMk 13 GMLSの改修、Mk 41 VLS の追加装備、Mk 92 FCSの改修によってSM-2MRおよびESSM の運用能力を付与する近代化改修を受けた。2019年10月26日のメルボルン (HMAS Melbourne, FFG 05) を最後に、全艦退役した。
スペイン海軍
スペイン海軍の「ビクトリア 」 後部格納庫上のCIWS が国産の メロカ 20mmCIWS となっている
6隻をライセンス生産し、1986年より運用中。これはSQR-19 TACTASSが輸出された初の例であった。
CIWSはスペイン国産のメロカ20mmCIWS を搭載している。
台湾海軍
成功級フリゲートの上構。国産の雄風II型 (両端の小形の発射筒)、雄風III型 (中央の大形の発射筒)SSMを搭載する。
8隻をライセンス生産し、1993年より運用中。国産の雄風II型 ・雄風III型 艦対艦ミサイル (SSM)各4基、ボフォース350PX 40mm単装機関砲 2門を艦橋に装備する。Mk 13 GMLSはSM-1MRの運用に特化している。
退役艦を購入して運用
バーレーン海軍の「サバー」
バーレーン海軍
アメリカ海軍を退役したジャック・ウィリアムズ (FFG-24) を購入し、1996年よりソパン(Sabha) として運用中。
エジプト海軍
アメリカ海軍の退役艦4隻を購入し、1996年より運用中。
トルコ海軍
アメリカ海軍の退役艦8隻を購入し、1997年より運用中。なお、Mk 41 VLS (8セル)の追加装備、Mk 92 FCSの改修によるESSM運用能力の付与、3次元レーダーの搭載、リンク 16 への対応などを含む近代化改修が計画されている。
ポーランド海軍
2002年と2003年に、アメリカ海軍の退役艦1隻ずつを購入し、運用中。
パキスタン海軍
6隻を取得したいという意向を示しており、2010年8月にマッキナニー (FFG-8) の引渡しを受け、同日「アラムジル」という艦名で就役した。[ 21]
中華民国海軍
2014年12月4日、アメリカ上院は本級の4隻(テイラー , カー , ゲイリー , エルロッド )を台湾 へ売却する内容を含む法案を可決した[ 22] 。この内、テイラーは銘傳(PFG-1112)、ゲイリーは逢甲(PFG-1115)として2017年5月に中華民国海軍に引き渡され、2018年11月に正式に就役した[ 23] 。
チリ海軍
2020年に、オーストラリア海軍を退役したアデレード級フリゲート「メルボルン 」と「ニューカッスル 」をヤコブ・ファン・ヘームスケルク級フリゲート の後継艦として購入し、それぞれ「アルミランテ・ラトーレ」「カピタン・プラット」と改名し就役させた。
退役艦購入を検討
ウクライナ海軍
2009年頃、マクラスキー 、シンプソン 、ロドニー・M・デイヴィス の3隻を購入の調停がなされていた。しかし経済状態が悪化したため、マクラスキーはメキシコ海軍に転売、ロドニー・M・デイヴィスは実艦的にされるなど事態は流動的である。
メキシコ海軍
ウクライナ海軍が買い取る予定だったマクラスキーを引き取り、僚下にて運用予定となっていた。しかし政治的理由でキャンセルされ、マクラスキーは実艦的として処分された。
登場作品
映画
『キャプテン・フィリップス 』
「ハリバートン」が登場。ソマリア沖の海賊 に拉致されたフィリップス船長 の救出作戦 に従事する、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 「ベインブリッジ 」を支援する。
『レッド・オクトーバーを追え! 』
「ルーベン・ジェームズ」が登場。原子炉 の異常で総員退艦を行うため洋上へ浮上した、架空のタイフーン型原子力潜水艦 「レッド・オクトーバー 」を拿捕 しようと接近する。
小説
『レッド・ストーム作戦発動 』
「ルーベン・ジェームズ」が主人公の乗艦として登場。大西洋 での護衛作戦 などの描写において中心的な役割を担う。
ゲーム
『Wargame Red Dragon 』
NATO 陣営で使用可能なフリゲート として「オリバー・ハザード・ペリー」が登場する。
『World in Conflict』
パインバレー攻防戦やシアトル 攻防戦において、前者は沖合に停泊しているアイオワ級戦艦 「ミズーリ 」の護衛艦として、後者は艦隊 の1隻として、マップ外部に配置されている。
『エースコンバット5 』
オーシア海軍 の艦艇 として登場。
『大戦略シリーズ 』
『バトルフィールドシリーズ 』
『BFBC2 』
マルチプレイの一部マップにオブジェクトとして登場する。
『BF3 』
キャンペーンのムービー中に登場し、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 とともに洋上を航行する。
脚注
注釈
^ a b c d e f ライセンス生産
^ Mk.13 GMLSは、アメリカ海軍所属艦においては退役までに撤去。
^ a b c 建造当初は短船体型、後に船体延長改修
^ 旧名は「ムバラク」(Mubarak )。
出典
参考文献
Friedman, Norman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998 . Naval Institute Press . ISBN 9781557502681
Friedman, Norman (2004). U.S. Destroyers: An Illustrated Design History, Revised Edition . Naval Institute Press. ISBN 1-55750-442-3
Gardiner, Robert (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995 . Naval Institute Press. ISBN 978-1557501325
Polmar, Norman (2013). The Naval Institute Guide To The Ships And Aircraft Of The U.S. Fleet (19th ed.). Naval Institute Press. ISBN 978-1591146872
Prezelin, Bernard (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991 . Naval Institute Press. pp. 806-808. ISBN 978-0870212505
Moore, John E. (1975). Jane's Fighting Ships 1974-1975 . Watts. p. 441. ASIN B000NHY68W
Wertheim, Eric (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition . Naval Institute Press. ISBN 978-1591149545
阿部, 安雄「アメリカ護衛艦史」『世界の艦船 』第653号、海人社 、2006年1月、86-93頁、NAID 40007060042 。
阿部, 安雄「アメリカ護衛艦の歩み」『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、NAID 40007060042 。
阿部, 安雄「機関 (アメリカ護衛艦の技術的特徴)」『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、124-129頁、NAID 40007060042 。
大熊, 康之 『軍事システム エンジニアリング』かや書房、2006年。ISBN 4-906124-63-1 。
香田, 洋二 「国産護衛艦建造の歩み」『世界の艦船』第827号、海人社、2015年12月、NAID 40020655404 。
香田, 洋二「現代水上戦闘艦の新傾向を読む (特集 世界の水上戦闘艦 その最新動向)」『世界の艦船』第832号、海人社、2016年3月、70-77頁、NAID 40020720323 。
小滝, 國雄「O.H.ペリー級の抗堪性」『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、82-85頁。
多田, 智彦「兵装 (アメリカ護衛艦の技術的特徴)」『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、130-135頁、NAID 40007060042 。
野木, 恵一 「O.H.ペリー級のメカニズム」『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、74-81頁。
吉原, 栄一「艦隊のワークホース O.H.ペリー級 その設計思想」『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、70-73頁。
forecastinternational.com (2005年). “FFG-7 Oliver Hazard Perry Class ” (英語). 2017年9月29日 閲覧。
関連項目
× は退役艦級・{ }は将来艦級・国旗は建造国 PF WW2 世代DEWW2後DE/FF DEG/FFG LCS