エンジンズ・オブ・クリエーション
『エンジンズ・オブ・クリエーション』(Engines of Creation)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが2000年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。 背景サトリアーニのアルバムとしては初めて、エレクトロニック・ミュージック色が強調されており[7]、「アンティル・ウィ・セイ・グッバイ」でパット・スロールとアントン・フィグがリズム・セクションを務めているのを除けば、サトリアーニと共同プロデューサーのエリック・カデューの2人だけでレコーディングが行われた[8]。 本作は、一部の店舗では無料のボーナスCD『Additional Creations』と抱き合わせで販売されており[8]、2014年に発売されたボックス・セット『The Complete Studio Recordings』には、『Additional Creations』の全4曲にボーナス・トラック12曲を追加したCD『Additional Creations and Bonus Tracks』が付属している[9]。 反響母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で90位、『ビルボード』のインターネット・アルバム・チャートで12位に達した[6]。フランスでは2000年3月18日付のアルバム・チャートで初登場37位となり、3週連続でトップ100入りした[2]。イギリスでは2000年3月25日付の全英アルバムチャートで78位を記録するが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[3]。 評価収録曲「アンティル・ウィ・セイ・グッバイ」は、第43回グラミー賞において最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『エンジンズ・オブ・クリエーション』は完全な成功作とは言えない。確かにテクノやエレクトロニカから影響を受けた音楽だが、そっち方面のリスナーの興味を引くとは考えづらく、複雑なリズムもエッジの効いた音質も欠如しており、純正のエレクトロニカほど冒険的ではない」「実に独創的なアルバムではある。サトリアーニは自身のギターから全く新しいサウンドを得るための挑戦を行っており、未来的な電子音楽のサンドスケープに、ギターを継ぎ目なく織り込んでみせた」と評している[7]。 収録曲全曲ともジョー・サトリアーニ作曲。
Additional Creations
参加ミュージシャン
脚注
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