イズ・ゼア・ラヴ・イン・スペース?
『イズ・ゼア・ラヴ・イン・スペース?』(Is There Love in Space?)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが2004年に発表した10作目のスタジオ・アルバム。 背景収録曲「イフ・アイ・クッド・フライ」は、サトリアーニが妻に捧げた曲で、10年近くかけて完成したという[8]。「ライフスタイル」と「アイ・ライク・ザ・レイン」の2曲は、歌詞の付いたボーカル・ナンバーで[9]、サトリアーニ自身がボーカルも兼任している[1]。 反響・評価アメリカでは発売初週に約1万2千枚を売り上げ、Billboard 200で初登場80位を記録し[10]、『エンジンズ・オブ・クリエーション』(2000年)以来の全米トップ100アルバムとなった[4]。フランスのアルバム・チャートでは初登場45位となり、前スタジオ・アルバム『ストレンジ・ビューティフル・ミュージック』(2002年)に引き続きトップ50入りを果たした[2]。イギリスでは2004年4月24日付の全英アルバムチャートで86位となり、『エンジンズ・オブ・クリエーション』以来4年ぶりの全英トップ100アルバムとなるが、翌週にはチャート圏外に落ちた[6]。 Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「『イズ・ゼア・ラヴ・イン・スペース?』は、出世作『サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン』と、エキゾチックな『ストレンジ・ビューティフル・ミュージック』という、彼のカタログの中でも特に独特の味を持つ2作を思わせる。前者からは突進力に満ち、しゃかりきで力強いブルース/ハードロック的なリフと指技を引き継ぎ、後者からは入り組んだ、時に難解なメロディと、東洋的な色合いの旋法を引き継いだ」と評している[11]。 盗作騒動2008年、サトリアーニはコールドプレイの楽曲「美しき生命」が本作収録曲「イフ・アイ・クッド・フライ」に酷似していると多くのファンから指摘され、コールドプレイを著作権侵害で訴えたが、コールドプレイ側は「もし2つの曲の間に類似性があるとしたら、それはまったくの偶然であり、彼同様、我々も驚いています」と主張した[8]。サトリアーニは2009年に訴えを取り下げたが、示談が成立したか否かは公表されなかった[12]。 収録曲全曲ともジョー・サトリアーニ作。
日本盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注
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