エディ・エンケティア
エドワード・ケダー・エンケティア(Edward Keddar Nketiah, 1999年5月30日 - )は、イギリス・ロンドン・ルイシャム出身のサッカー選手。ポジションは、フォワード。クリスタル・パレスFC所属。イングランド代表の各ユース年代で選出されている。エヌケティア、ヌケティア、ケシャ等の表記も見られる。 経歴クラブイギリスのロンドン・ルイシャム区ルイシャムで生まれ、ロンドン南東のチームHillyfieldersでプレーしたあと9歳でチェルシーFCのユースに引き抜かれた。2015年、身長の低さを理由にU-14のカテゴリーで放出された[1]。しかし、数日後にアーセナルFCからトレーニング参加の招待を受けて合格しアーセナルユースの所属となった。2015-16シーズン、彼は、28試合24ゴールという記録を残した。 2016年9月、アーセナルFCとプロ契約を結んだ。2016-17シーズン、U-18チームで16試合で15ゴールを決めるとともに、飛び級でU-23チームにも招聘され26試合12ゴールという記録を残した[2]。 2017年夏、その活躍がアーセン・ベンゲル監督の目に留まりトップチームのオーストラリアと中国へのプレシーズンツアーに招集された[3]。2017年9月28日、ヨーロッパリーグのBATEボリソフ戦でトップチームに招集されると89分から出場した[4]。次にトップチームでの出場となったのは約1ヶ月後のEFLカップのノリッジ・シティFC戦となった。この試合でアーセナルが1点ビハインドの85分から投入されると15秒後のファーストタッチでゴールを決め、さらにもう1点追加し2得点の活躍で逆転勝利に貢献した[5]。2019年5月12日、シーズン最終戦となるバーンリーFC戦においてプレミアリーグ初得点を決めた[6]。 2019年8月8日、2019-20シーズンの間EFLチャンピオンシップに参加するリーズ・ユナイテッドFCにレンタル移籍することが決定した[7]。しかし、リーグ戦先発出場はわずか2試合とあまり出場機会を得られなかったため、2020年1月、ローン契約は打ち切られアーセナルに復帰した[8]。7月7日のレスター・シティFC戦では、後半26分から途中出場で起用されながら、ボールに触れることもなく、4分後にレッドカードを提示されるという、不名誉な一発退場を受けた[9]。 2021年8月1日、プレシーズンマッチのチェルシー戦で右足首を負傷し約1ヶ月の離脱をした[10][11]。同年12月21日、EFLカップのサンダーランド戦でハットトリック達成[12]。2022年1月1日、新型コロナの検査で陽性反応となったことが発表された[13]。 2022年2月20日、プレミアリーグ第26節ブレントフォード戦で、その試合でキャプテンを務めていたアレクサンドル・ラカゼットと代わり後半29分に途中出場をし、同31分にキーラン・ティアニーにキャプテンマークを渡すまでの約2分間、キャプテンを務めた。2021-22シーズンはラカゼットの牙城を崩せず、2022年3月までスタメンはわずか1回であったが、4月20日のチェルシーFCとのビッグロンドンダービーではラカゼットが離脱してることからスタメンで出場し、2得点を上げる活躍を見せたことで監督のミケル・アルテタから評価された[14]。 2022年6月18日、アーセナルと契約延長すること及び2022-23シーズンより14番に背番号を変更することが公式発表された[15]。2023年3月1日、プレミアリーグ第7節延期分エヴァートン戦で足首を負傷。4月16日の第31節ウェストハム戦で途中出場し6週間以上ぶりに実戦復帰した。同年10月28日、プレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦で自身初となるハットトリックを達成した[16]。 2024年8月30日、5年契約でクリスタル・パレスFCに完全移籍することが公式発表された。背番号は9番を着用する[17]。 代表2017年3月22日、U-18イングランド代表としてU-19サウジアラビア代表戦で国際的なデビューを果たし初得点を決めた[18]。次戦のU-19カタール代表戦ではハットトリックを達成した[19]。2017年11月、2018年U-19欧州選手権予選のフェロー諸島戦で4得点を記録した[20] 。2018年5月18日、トゥーロン国際大会でU-21イングランド代表に初招集された[21]。同大会では、準決勝のU-21スコットランド戦で2得点[22]、決勝のU-20メキシコ戦でキーラン・ドウェルの決勝点をアシストしイングランドの優勝に貢献した[23]。また、彼のスコットランド戦の1つ目のゴールはトーナメント最優秀ゴール賞に選ばれた[24]。 2020年9月4日、U-21コソボ代表戦でU-21イングランド代表のキャプテンを初めて務めた[25]。同年10月13日、12戦目となるU-21トルコ代表戦で14得点目を決め、アラン・シアラー、フランシス・ジェファーズのもつそれまでの最多得点記録13得点を抜きイングランド代表U-21の歴代最多得点者となった[26]。 2023年8月31日、9月の代表戦に向けた招集メンバーに選ばれイングランド代表に初招集された[27]。10月13日、親善試合のオーストラリア代表戦でイングランド代表デビューを果たした[28]。 個人成績
タイトルクラブ
個人
脚注
外部リンク
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