エイブラハム・アルモンテ
エイブラハム・アルモンテ(Abraham Almonte, 1989年6月27日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手(外野手)。右投両打。リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)のタバスコ・オルメクス所属。 経歴プロ入りとヤンキース傘下時代2005年にアマチュア・フリーエージェントでニューヨーク・ヤンキースと契約してプロ入り。 マリナーズ時代2013年2月13日、ショーン・ケリーとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[1]。8月30日にメジャー昇格を果たし、同日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。「8番・右翼手」でスタメン起用され、5打数1安打1盗塁だった。 2014年2月25日にマリナーズと1年契約に合意した[2]。 パドレス時代2014年7月31日にクリス・デノーフィアとのトレードで、スティーブン・コールショーンと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[3]。背番号は16。移籍後は32試合に出場して打率.265、2本塁打、7打点、1盗塁という成績を残した。守備は16試合で左翼手、15試合で中堅手を守り、トータルのDRSは +4を記録した。なお、マリナーズとの合算成績は、59試合の出場で打率.230、3本塁打、15打点、4盗塁という成績だった。 2015年、31試合に出場したが、打率.204、0本塁打と打撃不振だった。守備では外野の全ポジションを守り、無失策・DRS +1にまとめた。 インディアンス時代2015年7月31日にマーク・ゼプチンスキーとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した。インディアンス加入後はバッティングの調子を取り戻し、51試合の出場で打率.264、5本塁打、20打点、6盗塁という、まずまずの成績を記録した。守備面では引き続き安定感を発揮し、50試合で中堅を守って無失策でDRS +1だった。2チームでの通算成績は、82試合に出場して打率.250、5本塁打、24打点、7盗塁という内容だった。 2016年2月26日、禁止薬物の能力向上薬であるボルデノンの陽性反応が出たため80試合の出場停止処分を受けた[4]。7月以降、試合に出場し[5]、最終的に67試合に出場。打撃面では打率.264、1本塁打、22打点、8盗塁(盗塁死なし)という成績を残し、本塁打は減ったがスピードの才能を見せた。守備は右翼の36試合が最多で、1失策、守備率.979、DRS +6という好成績を記録した。次いで34試合で左翼を守り、こちらは1失策、守備率.970、DRS0だった。中堅は2試合で守っただけだった。 ロイヤルズ時代2018年4月2日にウェイバー公示を経てカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[7]。7月16日にDFAとなり[8]、18日に自由契約となった[6]。 ダイヤモンドバックス時代2018年11月6日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[9]。 2019年は開幕から傘下のAAA級リノ・エーシズでプレーし、91試合に出場して打率.270、17本塁打、59打点、12盗塁を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。オフの10月31日にマイナー契約でAAA級リノへ配属され、11月4日にFAとなった[6]。 パドレス復帰2019年12月10日にパドレスとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。 2020年8月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。10月6日にDFAとなり[6]、9日に自由契約となった[12]。 ブレーブス時代2020年10月30日にアトランタ・ブレーブスと契約した[13]。 2021年3月26日に40人枠から外れてマイナー契約となり、代替トレーニングサイトに割り当てられた[14]。シーズン開幕後、5月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。8月27日にDFAとなり、9月3日にFAとなった[16]。 ブルワーズ傘下時代2021年12月4日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ[17]。 2022年は開幕から傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーした。 レッドソックス時代2022年7月25日に金銭トレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[18]。移籍後は傘下のAAA級ウースター・レッドソックスへ配属された。9月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。この年メジャーでは15試合に出場して打率.257、1本塁打、2打点、1盗塁を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月11日にDFAとなり[20]、15日にFAとなった[21]。 メッツ時代2022年12月6日、韓国プロ野球のLGツインズと契約した[22]。しかし、アメリカで行われたメディカルチェックにおいて球団の基準に合致しない部分が見つかり、12月10日に契約の取り消しが発表された[23]。 2022年12月16日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、2023年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]。 2023年は、僅か8試合の出場に留まり、8月27日に40人枠から外れる形でDFA、29日にマイナー降格となり、レギュラーシーズン終了後の10月4日にFAとなった。なお、同月27日にレオネス・デル・エスコヒードと契約を結び、ドミニカのウィンターリーグに参加している。 メキシカンリーグ時代2024年3月7日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)のタバスコ・オルメクスと契約を結んだ[24]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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