ウーラ級潜水艦
ウーラ級潜水艦(ウーラきゅうせんすいかん、Ula-klassen undervannsbåter)はノルウェー海軍の通常動力型潜水艦。80年代後半から90年代初期にドイツとの共同開発で全6隻が建造された。ドイツ側のタイプ呼称は210型潜水艦。 概要1972年にノルウェー海軍は老朽化の目立ち始めたコッベン級の更新、近代化を図ることを決定した。 建造はドイツとの共同開発であり、耐圧船殻と搭載機器の一部はノルウェーのコングスベルグ社が、アクティブソナーはドイツのアトラス・エレクトロニーク社、パッシブソナーはフランスのトムソンCSF社、最終組み立てはドイツのティッセン・ノルトゼーヴェルケ社が担当している。 最終艦の就役が92年であり、老朽化しているが、2000年から2005年までの改修に加えて、2006年から2008年からは新型ソナー、リンク 11、潜望鏡の改修などの近代化改装が予定されており、2020年ごろまで就役する予定である。後継艦としては2017年2月3日に212型NGが選定されており、4隻を調達予定である[1]。 運用近年、NATOのアクティブ・エンデバー作戦の支援のため、数隻が地中海に派遣されている。情報収集能力を期待されて任務についており、運用可用性が作戦に参加する艦艇の中で最も高いと評価されている。作戦海域が暖かいため、乗組員の快適さのために艦内の空調機能の強化が必要となり、新しい冷却システムが追加された。 同型艦
脚注関連項目 |