ウォンウィアン・ヤイ駅
ウォンウィアン・ヤイ駅(ウォンウィアン・ヤイえき、タイ語:สถานีรถไฟวงเวียนใหญ่)は、バンコクにあるタイ国有鉄道メークローン線及びバンコク・スカイトレインシーロム線の駅である。日本語ではウォンウィエン・ヤイ駅、ウォンウェンヤイ駅などの表記ゆらぎが存在する。 両駅は乗換駅となっている。タークシン通り(英語: Somdet Phra Chao Taksin Rd.)を挟んでタイ国有鉄道の駅はトンブリー区側に、バンコク・スカイトレインの駅はクローンサーン区側に位置しているため、両駅間は少し離れており(約900m)、徒歩で10 - 15分程度かかる。 タイ国有鉄道 メークローン線(マハーチャイ線)
→詳細は「メークローン線」を参照
概要タイ国有鉄道メークローン線は、民営鉄道(私鉄)として開業した歴史を持ち、現在の当駅付近を含む東側区間のクローンサーン - マハーチャイ間(マハーチャイ線)が1905年1月4日にターチーン鉄道として、西側区間のバーンレーム - メークローン間が1907年7月12日にメークローン鉄道として、それぞれ開通している[1]。1926年2月12日から1955年までの間はクローンサーン駅- バーンボーン停車場間が電化されており、電車の運行も行われていた[2]。 内燃化後も東側区間については運行本数は多く、時間帯により最短30分間隔での列車運行が行われている。 開業以来、マハーチャイ線は、チャオプラヤー川右岸に面したクローンサーン駅をバンコクのターミナルとしていた。しかし、1960年代にバンコク市街地の踏切による交通渋滞を緩和する目的で、タークシン通りとの平面交差地点以東の区間が廃止された。それ以来、タークシン通りの西側に面した当駅が起終点となっており、バンコクから郊外南西部を結ぶマハーチャイのターミナル駅として機能している[3]。 歴史
駅構造片面ホーム1面1線の地上駅。小規模な駅ではあるものの有人駅であり、ホーム上の切符売り場で乗車券を発売する他、運転取扱の駅員も配置されており、到着列車入線時の停止位置現示、出発時の合図等を手信号により行っている。 かつては機回しのための施設[4]や、工場入出場車両の回送線[5]があったが撤去された。 ホーム上には多数の露店が並ぶ他、線路を挟んだホームの反対側にセブン-イレブンがある。 その他
バンコク・スカイトレイン シーロム線
概要バンコク・スカイトレインシーロム線の延伸により、タークシン通りの東側に建設され、2009年5月15日に開業した。国鉄マハーチャイ線のウォンウィアン・ヤイ駅は、タークシン通りを挟んだ南東側のやや離れた場所に立地しているが、徒歩での連絡が可能であり、メークローン線沿線地域とバンコク都心部とのアクセスが大幅に改善された。 開業より3年8ヶ月ほどは終着駅であったが、2013年1月12日にポーニミット駅まで延伸開業したことにより中間駅となった。駅番号は「S8」。運賃はここから西向きバンワーまでは一律15バーツ、中心部方面へは区間制となる。 歴史
駅構造駅階層
脚注
参考文献
関連項目 |
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