ウェスタン・カンファレンス(Western Conference)は、北米プロサッカーリーグMLSの二つあるカンファレンスのうちの一つ。もう一つは、イースタン・カンファレンス (Eastern Conference)。
2022年現在、アメリカ合衆国から13クラブ、カナダから1クラブの計14クラブが参加している。
参加クラブ
★はカナダのクラブ
年表
1990年代
1996年
- MLSおよびウェスタン・カンファレンス初開催。
- 参加クラブはコロラド・ラピッズ、ダラス・バーン(現FCダラス)、カンザスシティ・ウィズ(現スポルティング・カンザスシティ)、ロサンゼルス・ギャラクシー、サンノゼ・クラッシュ(現サンノゼ・アースクエイクス)の5クラブ。
1998年
- シカゴ・ファイアーFCが新規参入。
- 参加クラブは6クラブ。
2000年代
2000年
- ウェスタン・ディビジョンに改称。
- セントラル・ディビジョンの創設に伴い、シカゴ・ファイアーFCとダラス・バーンが脱退。
- 参加クラブは4クラブ。
2002年
- 名称がウェスタン・カンファレンスに戻された。
- セントラル・ディビジョンの廃止に伴い、ダラス・バーンが復帰。
- 参加クラブは5クラブ。
2005年
- チーヴァスUSAとレアル・ソルトレイクが新規参入。
- カンザスシティ・ウィザーズが脱退しイースタン・カンファレンスに加盟。
- 参加クラブは6クラブ。
2006年
- サンノゼ・アースクエイクスが活動を休止。
- ヒューストン・ダイナモが新規参入。
- 参加クラブは6クラブ。
2008年
- サンノゼ・アースクエイクスが活動を再開。
- 参加クラブは7クラブ。
2009年
- シアトル・サウンダーズFCが新規参入。
- 参加クラブは8クラブ。
2010年代
2011年
- ポートランド・ティンバーズとバンクーバー・ホワイトキャップスが新規参入。
- ヒューストン・ダイナモが脱退しイースタン・カンファレンスに加盟。
- 参加クラブは9クラブ。
2015年
- チーヴァスUSAが解散。
- スポルティング・カンザスシティとヒューストン・ダイナモが復帰[1]。
- 参加クラブは10クラブ。
2017年
- ミネソタ・ユナイテッドFCが新規参入[2]。
- 参加クラブは11クラブ。
2018年
- ロサンゼルスFCが新規参入。
- 参加クラブは12クラブ。
2020年代
2020年
- ナッシュビルSCが新規参入。
- 参加クラブは13クラブ。
2021年
- ナッシュビルSCがイースタン・カンファレンスに移籍。
- オースティンFCが新規参入。
- 参加クラブは13クラブ。
2022年
- ナッシュビルSCがウェスタン・カンファレンスに復帰。
- 参加クラブは14クラブ。
2023年
- ナッシュビルSCがイースタン・カンファレンスに移籍。
- セントルイス・シティSCが新規参入。
- 参加クラブは14クラブ。
歴代優勝クラブ
プレーオフ
2001年までのカンファレンスプレーオフ決勝は3試合制で、先に2勝したクラブが優勝とされた(カンファレンスプレーオフ形式が使用されなかった2000年と2001年のMLS準決勝を含む)。同点の場合は引き分けとせず、シュートアウト(PK戦ではない)によって勝敗が決められた。2002年には引き分けと勝ち点制が採用された。2003年から2011年にかけての決勝戦は1試合のみ行われ、延長戦でも決着がつかなかった場合はシュートアウトが行われる。2012年から決勝戦は2試合となり、2014年からアウェーゴールルールが採用された。2019年、プレーオフは単一の試合形式に戻った。
シーズン
|
優勝
|
得点
|
準優勝
|
1996
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2試合-0試合
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
1997
|
コロラド・ラピッズ
|
2試合-0試合
|
ダラス・バーン
|
1998
|
シカゴ・ファイアーFC
|
2試合-0試合
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
1999
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2試合-1試合
|
ダラス・バーン
|
2000
|
開催されず
|
2001
|
開催されず
|
2002
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
勝ち点6-勝ち点0
|
コロラド・ラピッズ
|
2003
|
サンノゼ・アースクエイクス
|
3–2 (延長)
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
2004
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
2–0
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2005
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2–0
|
コロラド・ラピッズ
|
2006
|
ヒューストン・ダイナモ
|
3–1
|
コロラド・ラピッズ
|
2007
|
ヒューストン・ダイナモ
|
2–0
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
2008
|
ニューヨーク・レッドブルズE
|
1–0
|
レアル・ソルトレイク
|
2009
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2–0 (延長)
|
ヒューストン・ダイナモ
|
2010
|
FCダラス
|
3–0
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2011
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
3–1
|
レアル・ソルトレイク
|
2012
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
4–2(2戦合計)
|
シアトル・サウンダーズFC
|
2013
|
レアル・ソルトレイク
|
5–2(2戦合計)
|
ポートランド・ティンバーズ
|
2013
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
2–2(2戦合計)(a.)
|
シアトル・サウンダーズFC
|
2015
|
ポートランド・ティンバーズ
|
5–3(2戦合計)
|
FCダラス
|
2016
|
シアトル・サウンダーズFC
|
3–1(2戦合計)
|
コロラド・ラピッズ
|
2017
|
シアトル・サウンダーズFC
|
5–0(2戦合計)
|
ヒューストン・ダイナモ
|
2018
|
ポートランド・ティンバーズ
|
3–2(2戦合計)
|
スポルティング・カンザスシティ
|
2019
|
シアトル・サウンダーズFC
|
3–1
|
ロサンゼルスFC
|
2020
|
シアトル・サウンダーズFC
|
3-2
|
ミネソタ・ユナイテッドFC
|
2021
|
ポートランド・ティンバーズ
|
2-0
|
レアル・ソルトレイク
|
E – イースタン・カンファレンスのクラブ
レギュラーシーズン
シーズン
|
優勝
|
記録
|
プレーオフの結果
|
1996
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
19–13–0^ (+10)
|
準優勝
|
1997
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
21–11–0^ (+6)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
1998
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
24–8–0^ (+41)
|
カンファレンス決勝敗退
|
1999
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
20–12–0^ (+20)
|
準優勝
|
2000
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
16–7–9 (+18)
|
優勝
|
2001
|
ロサンゼルス・ギャラクシー†
|
14–7–5 (+16)
|
準決勝敗退
|
2002
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
16–9–3 (+11)
|
優勝
|
2003
|
サンノゼ・アースクエイクス
|
14–7–9 (+10)
|
優勝
|
2004
|
カンザスシティ・ウィザーズ
|
14–9–7 (+8)
|
準優勝
|
2005
|
サンノゼ・アースクエイクス
|
18–4–10 (+22)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2006
|
FCダラス
|
16–12–4 (+4)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2007
|
チーヴァスUSA
|
15–7–8 (+18)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2008
|
ヒューストン・ダイナモ
|
13–5–12 (+13)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2009
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
12–6–12 (+5)
|
準優勝
|
2010
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
18–7–5 (+18)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2011
|
ロサンゼルス・ギャラクシー
|
19–5–10 (+20)
|
優勝
|
2012
|
サンノゼ・アースクエイクス
|
19–6–9 (+29)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2013
|
ポートランド・ティンバーズ
|
14–5–15 (+21)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2014
|
シアトル・サウンダーズFC
|
20–10–4 (+15)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2015
|
FCダラス
|
18–10–6 (+13)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2016
|
FCダラス
|
17–8–9 (+10)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2017
|
ポートランド・ティンバーズ
|
15–11–8 (+10)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2018
|
スポルティング・カンザスシティ
|
18–8–8 (+25)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2019
|
ロサンゼルスFC
|
21–4–9 (+48)
|
カンファレンス決勝敗退
|
2020
|
スポルティング・カンザスシティ
|
12-6-3 (+13)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
2021
|
コロラド・ラピッズ
|
17-7-10 (+16)
|
カンファレンス準決勝敗退
|
^ – MLSでは2002年まで引き分け制度無し
† – 2001年シーズンは9月11日の同時多発テロ事件によりレギュラーシーズンの残りが打ち切りになった後、ロサンゼルス・ギャラクシーがカンファレンス優勝クラブと宣言された。MLSカッププレーオフは9月20日に始まった。
MLSカップ歴代優勝クラブ
- 1998: シカゴ・ファイアーFC
- 2000: カンザスシティ・ウィザーズ
- 2001: サンノゼ・アースクエイクス
- 2002: ロサンゼルス・ギャラクシー
- 2003: サンノゼ・アースクエイクス
- 2005: ロサンゼルス・ギャラクシー
- 2006: ヒューストン・ダイナモ
- 2007: ヒューストン・ダイナモ
- 2009: レアル・ソルトレイク
- 2010: コロラド・ラピッズ
- 2011: ロサンゼルス・ギャラクシー
- 2012: ロサンゼルス・ギャラクシー
- 2014: ロサンゼルス・ギャラクシー
- 2015: ポートランド・ティンバーズ
- 2016: シアトル・サウンダーズFC
- 2019: シアトル・サウンダーズFC
脚注
関連項目
外部リンク
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アメリカ合衆国サッカー連盟 |
男子 |
ナショナルチーム | |
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屋外リーグ |
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屋内リーグ | |
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フットサル | |
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カップ戦 | |
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女子 |
ナショナルチーム | |
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屋外リーグ |
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屋内リーグ | |
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フットサル | |
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国際大会 | |
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賞 | |
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関連項目 | |
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