ウィンター・ウルフ
ウィンター・ウルフ(Winter wolf)は、テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)に登場するホッキョクオオカミに似た魔獣である。 掲載の経緯ウィンター・ウルフは長らくウルフの一種として紹介されてきた。
ダンジョンズ&ドラゴンズ ミニチュアゲームでは第5集、“アンダーダーク”に加えられた[1]。 D&D第5版では、『モンスター・マニュアル』(2014)にて、独自の物語背景を持たない動物、昆虫、植物などのモンスターをまとめた“Miscellaneous Creatures”欄に登場している。 パスファインダーRPGD&D3.5版のシステムを継承するパスファインダーRPGにてウィンター・ウルフは『ベスティアリィ』(2009)にて、ウォーグの一種として登場している。 肉体的特徴ウィンター・ウルフの体長は約8フィート(約2.4m)、体高は4.5フィート(約1.4m)、体重は450ポンド(約200kg)ほどある[2]。 氷のような青い目をした、真っ白な毛皮を持ったオオカミである。 生態ウィンター・ウルフはツンドラや寒冷地に棲まう狡猾で危険な肉食獣である。 ウィンター・ウルフの知性は人間と変わりなく、共通語の他に巨人語を話せる。彼らはフロスト・ジャイアントのような寒冷地に棲む強大な種族の仲間として、斥候や番犬を務めている[2]。 ウィンター・ウルフはオオカミと同様に群れで狩りを行う。狩猟の方法もオオカミのように円形に取り囲み、それぞれの狼が交互に攻撃して敵の消耗を待ち、押さえ込む[2]。 悪の手先として獲物を弄ぶウィンター・ウルフの属性は“中立にして悪”である。 ウィンター・ウルフの毛皮は金貨5000枚の価値がある希少品である[3]。 ウィンター・ウルフの“雪の牙”(Winter Wolf Snowfang)はさらなる特技として、自らの身体を吹雪に変化することができる[4]。 ライム・ハウンド(Rime Hound、“霜の猟犬”ほどの意)は冬と氷を司るプライモーディアル(古代神霊)が冷気の元素から作ったとされる魔獣で、自らの崇拝者に使いとして与えることがある。ライム・ハウンドの毛皮は氷柱に覆われており、戦闘では氷柱を飛ばす攻撃を繰り出す[4]。 サン・オヴ・ザ・スピリット・ウルフ(Son of the Spirit Wolf、“狼霊の子”ほどの意)は“大いなる狼の霊”と呼ばれる強力な祖霊の血を引く極めて強力なウィンター・ウルフで、ホワイト・ドラゴンの長老をも凌駕する[4]。 コンピュータゲームでのウィンター・ウルフ
トレーディングカードゲームでのウィンター・ウルフ元ネタアルダの年表を参照 『指輪物語』第三紀にて、2911年に酷寒となりバランドゥイン川などが凍結し、北方からエリアドールに侵入してきた白狼がホビット庄を襲撃した。 脚注
関連項目外部リンク
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