イ・イギョン
イ・イギョンは、(이이경、1989年1月8日 [1] - )は、韓国の俳優。 来歴忠清北道清州市出身。中学時代は成績が5位以内に入る優等生で、空手選手でもあった。 高校進学後、運動に熱中するあまり成績が下がったが、その後運動を辞めたことで精神的なスランプを経験したという。それを見た父親の勧めで高校を中退[2][注 1]し、18歳の時にソウルへ上京。ノリャンジン(鷺梁津)[注 2]で高卒認定試験と大学入試の準備を行い、2007年に体育大学に入学。しかし、膝の怪我で休学後に入隊した。軍隊で過ごす中で考えが変わり、体育大学在学中に演技学校に通い始めた。その後、体育大学を中退し、2011年にソウル芸術大学の演技科に新入生として入学したという。ちなみに、軍隊で初めてドラマを観たとされる。厳格な父親の影響でほとんどテレビを観ることができなかったためである。特にドラマ『IRIS-アイリス-』を見て、演技について考えるようになったという。このドラマは軍隊でも大人気で、観るだけでこれほど面白いなら、自分でやったらどれほど楽しいだろうという気持ちから、除隊直前の休暇で自宅近くの演技学校に飛び込んだという。 除隊後は編入試験を準備し、演劇映画関連の専攻で受けた12校のうち10校に合格[注 3]。その中からソウル芸術大学を選んで新入生として入学した[注 4]。 デビュー作は映画『白夜』[1]。ほぼ同時期に『ゆれながら咲く花』にも出演し、本名と同じ「イ・イギョン」役を演じた。元々は「オ・ジョンホ[注 5]の友人1」という端役だったと推測されるが、中盤以降は出番が増え、後半ではかなり多くのシーンを担当した。特にオ・ジョンホやイ・ジフン[注 6]と共に登場し、学校暴力や友情など様々なテーマを描写した。また、劇中でナム・ギョンミン役のキャラクターとのラブラインを匂わせる展開もあった。インタビューによると、彼特有のアドリブがそのまま放送されることがあり、予定外の出番が生まれたことを明かしている。 2016年、ドラマ『太陽の末裔』に出演。 2017年2月5日、『覆面歌王』第47回コンテストに「ローマの紳士グレゴリー・ペック」という名前で参加。2AMの「この歌(이 노래)」とイ・ウンミの「Some Yearning(어떤 그리움)」を歌いながら正体を明かした。鋭い印象のため怖い役柄ばかりのイメージを払拭し、可愛い一面を見せるために出演したと述べている。 2017年11月公開の独立映画『赤ちゃんと僕』ではドイル役を熱演。この作品は自身のフィルモグラフィーの中で最も愛着のある作品だと語り、卓越した演技力で迷える青春を見事に描いた。 2017年10月にはドラマ『ゴー・バック夫婦』でコミカルなキャラクター、コ・ドクジェ役を演じ、視聴者に強い印象を残した。その後、2018年2月に放送された『ウラチャチャ ワイキキ』では、さらにアップグレードされたコメディキャラクター、イ・ジュンギ役を演じた。このドラマと並行して公開された映画では、真剣で鋭い演技も披露し、一人の俳優が対照的なスタイルのキャラクターを同時に演じる様子が見られた。 『ウラチャチャ ワイキキ』の終了からわずか1か月後の2018年5月には、『ジャスティス -検法男女-』にチャ・スホ役で出演。同年11月からはMBCドラマ『赤い月 青い太陽』でキム・ソナと共に地上波で初の主演を務めた。2018年はまさに「働きづめ」の年だった[注 7]。 2019年3月には『ウラチャチャ ワイキキ シーズン2』に唯一続投。シーズン2出演のために前作のスケジュール終了を待ったという。この影響で『検法男女2』には出演できなかった。その後、コメディ映画『Beautiful Voice』が公開された。 2020年1月に公開された映画『ヒットマン エージェント:ジュン』に出演し、チョル役を演じた。俳優クォン・サンウ、チョン・ジュンホ、ホ・ソンテらと共にコミカルな演技を繰り広げ、観客から熱い反響を得た。劇中では国家情報院の要員として初登場し、任務遂行のためにホームレスの姿で現れるシーンがある。重要で格好いいアクションシーンではガスマスクを着けたまま撮影したため、その後の映像に映るアクションが自分なのかスタント俳優なのかを区別できなかったと語っている。劇中、ホ・ソンテに「魚人に似ている」というセリフ[注 8]など、高い演技力とユーモアセンスでコメディ映画に大きな印象を与えた。 また、2020年2月にはソロ曲「定時退勤(칼퇴근)」をリリースし、トロット歌手に挑戦した[3]。誰でも歌いやすく、中毒性のあるメロディが印象的な曲で、全国の会社員の退勤本能をウィットに表現した楽曲である。この曲に合わせた「定時退勤リレー」がSNSで流行した。 2024年1月には、NAVERの人気ウェブ小説を原作としたドラマ『私の夫と結婚して』でパク・ミンファン役を演じた。特にソン・ハユン演じるチョン・スミンとの共演で高く評価された。 人物
出演ドラマ
映画
ミュージカル
バラエティ番組
ミュージックビデオ
CM
ディスコグラフィ
受賞
脚注注釈
出典
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