インセクターX
『インセクターX』 (Insector X) は、1989年にタイトーからリリースされたアーケードゲーム。昆虫をモチーフとした敵を倒していくサイドビューの横スクロールシューティングゲームである。同社の作品である『中華大仙』(1988年)との類似性が多い。 1990年にメガドライブに移植され開発元のホット・ビィから発売された他、同年にファミリーコンピュータに移植されタイトーから発売された。 アーケード版は日本国内ではPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズ下巻』(2005年)、欧州および北米では『Taito Legends 2』(2006年)に収録された。 ゲーム内容システム8方向レバー、2ボタン(ショット、特殊)を操作し、ボスを倒せば1面クリア。全5ステージ。 残機制で、敵または敵の攻撃に触れる、またはスクロールで壁にはさまれると1ミス。 パワーアップ自機ヤンマーのショットは通常時は単発だが、パワーアップすると連装式となり、これに上下に弾が加わって攻撃範囲が増していく。最強状態では網型のレーザーに、斜め上下に拡がる弾となる。 特殊攻撃にDDTがあり、これは緊急時に使う武器となっている。 アイテムスズメガを倒すとアイテムが出現する。1UPもある。 その他、道中に登場する中ボス(セミ、クワガタムシ、カミキリムシ、カブトムシ、ホタル)も倒すと、アイテムを放出する。 設定ストーリー昆虫族の勇者ヤンマーは、昆虫界を襲う敵昆虫軍団と戦ったものの敗れ、人間の少年に助けられた。敵が昆虫界を征服していることを知ったヤンマーは再び立ち上がり、戦いに向かう。 ステージ構成全5ステージ。ボスはそれぞれ5体登場し、全て虫がモチーフになっている。 移植版
スタッフ
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計で27点(満40点)[4]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、15.37点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、「業務用のコミカル路線を一変し、シリアス路線にイメージチェンジして移植」と紹介されている[1]。
ゲーム誌『BEEP!メガドライブ』の「BEメガ・ドッグレース」では8、6、7、7の合計28点(満40点)[6]。レビュアーはAC版のコミカルさとガラリと変わってシリアスになりグラフィックがリアル、だが攻撃や背景が派手だが派手すぎて弾が見難いことがある、難易度がシビアだとした[6]。
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.40点(満30点)となっている[2]。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「オプションで難易度の設定ができるのもウレシイ」と紹介されている[2]。
脚注
外部リンク |