アンドリュー・モロニー
アンドリュー・モロニー(Andrew Moloney、1991年1月10日 - )は、オーストラリアのプロボクサー。ビクトリア州ミッチャム出身。元WBA世界スーパーフライ級レギュラー王者。同じプロボクサーのジェイソン・モロニーは双子の兄。ボブ・アラムのトップランク所属。 来歴2014年10月31日、メルボルンでウィレム・マラヒナと対戦し3回1分9秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。 2016年3月19日、メルボルンで高橋竜平とWBAオセアニアバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(98-92、100-90、100-91)で判定勝ちし、王座を獲得した[1]。 2019年11月15日、メルボルンでエルトン・ダリーとWBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦を行い、8回3-0(78-74、79-73×2)の負傷判定勝ちで王座獲得に成功した。 2020年3月1日、WBAはローマン・ゴンサレスをスーパー王者に昇格し、暫定王者のモロニーをレギュラー王座に昇格した[2]。 2020年6月23日、ラスベガスのMGMグランド内 ザ・バブルでWBA世界スーパーフライ級12位ジョシュア・フランコと対戦し、12回0-3(113-114×2、113-115)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[3]。この試合でフランコは7万5千ドル(約800万円)、モロニーは12万5千ドル(約1300万円)のファイトマネーを稼いだ[4]。 2020年7月2日、アンドリュー・モロニーが試合の契約に含まれていた再戦条項を行使することを表明した[5]。 2020年11月14日、ラスベガスのMGMグランド内 ザ・バブルでWBA世界スーパーフライ級王者ジョシュア・フランコとダイレクトリマッチで再戦するも、フランコの右目付近が視界が塞がるほど酷く腫れ上がったため、3回開始直後のドクターのチェック後に、レフェリーのラッセル・モラは腫れた原因はモロニーの偶然のヘッドバットによるものとして試合を止めたが、モロニー陣営はヘッドバットではなくモロニーのパンチによるものだと抗議、このためネバダ州アスレチック・コミッションは映像での確認作業に30分ほどかかった後にレフェリーの判断を支持し無判定試合と裁定を下した。しかしモロニー陣営は試合後に改めて裁定に不服を示して提訴を示唆するが、ネバダ州アスレチック・コミッションはさらに検証を行うと、ヘッドバットの瞬間の画像や試合中にレフェリーが何度もヘッドバットを注意していたタイムラインを公開して、レフェリーの判断を支持する決定を改めて示した[6][7][8]。モロニーとトップランクは、この結果に不服を示し11月20日にWBAへ提訴したが、12月10日にWBAはモロニーとフランコに即時の再戦を行うよう命令した[9]。 2021年8月14日、WBA世界スーパーフライ級レギュラー王者ジョシュア・フランコと3戦目の再戦を行い、12回0-3(112-116×3)の判定負けで王座獲得に失敗した。 2021年12月21日、オーストラリア・シドニーでフローイラン・サルダールとWBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦を行ない、10回3-0(98-92、99-91、99-91) で勝利し、王座を獲得した。 2023年5月20日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたデヴィン・ヘイニー対ワシル・ロマチェンコの前座で元WBO世界フライ級王者でWBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人とWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を行い、12回に中谷の左のカウンターフックでマットに沈められ、12回2分42秒KO負けを喫し世界王座返り咲きに失敗した。 2024年5月12日、西オーストラリア州パースのRACアリーナでワシル・ロマチェンコ対ジョージ・カンボソス・ジュニアの前座のWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦としてWBC世界同級6位ならびに元WBC世界ライトフライ級王者のペドロ・ゲバラとWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦で対戦するも、12回1-2(113-116×2、116-113)の判定負けで暫定ながらの世界王座返り咲きに失敗した。当初はWBC世界同級暫定タイトルマッチとして暫定王者のカルロス・クアドラスに挑戦する予定だったが、クアドラスが左アキレス腱の負傷と同時に暫定王座を返上したため、ゲバラと空位の暫定王座決定戦を行うこととなった。尚、敗戦したモロニーは試合後に現役引退を表明した[10]ものの、後に撤回した。 戦績
獲得タイトル
脚注
関連項目外部リンク
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