アンドリュー・ウェザオール
アンドリュー・ウェザオール[1](Andrew Weatherall、1963年4月6日 - 2020年2月17日)は、イギリスのDJ、音楽プロデューサー、テクノ・ミュージシャン。 概要ウィンザー出身。サッカー雑誌の編集者として音楽コーナーを担当したことからキャリアをスタートさせたウェザオールは、クリエイション・レコーズのアラン・マッギーの紹介で出合ったプライマル・スクリームの初期の曲「アイム・ルージング・モア・ザン・アイル・エヴァー・ハヴ」をリミックスすることになり、ウェザオールの手によって再分解され、全く新たなサウンドとして生まれ変わった曲は、1990年に「ローデッド」と名前を変え再びリリースされると大ヒットを記録。マンチェスター・ムーブメントを代表する楽曲となった。プライマル・スクリームの1991年発売の大ヒット・アルバム『スクリーマデリカ』のプロデュースも担当する。 そしてウェザオールがテリー・ファーリー、ピート・ヘラーと共に興したダンスレーベル「Junior Boy's Own」レーベル(現在はV2レコードに吸収)からは、ケミカル・ブラザーズ、アンダーワールドを輩出している。自らが表舞台に立つことはなかったが、ウェザオールの活動は現在のテクノ・シーンに大きな影響を残した。 その他、ベス・オートン、ドット・アリソン(ワン・ダヴ)、ファック・ボタンズの作品にプロデューサーとして参加した。プロデュース以外ではビョーク、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、バナナラマ、セイント・エティエンヌ、ジェイムスなど多数のアーティスト、バンドの楽曲のリミックスを行っている。そしてワープ・レコーズと契約し、セイバーズ・オブ・パラダイスとして活動を始めたウェザオールは、その後に流行することになるトリップ・ホップ・ムーブメントを先取りした作品をリリース。そして時代が彼に追いつき、いよいよという段階の時に突如、セイバーズ・オブ・パラダイスの活動を停止した(理由は付き合っていた彼女と別れたことによる失恋や、自身がビッグスターになるのを拒絶したことによるとも言われている)。 その後、相棒キース・テニスウッドと共にトゥ・ローン・スウォーズメンを開始し、ワープ・レコーズ、そして自身が主宰するロッターズ・ゴルフ・クラブから作品をリリースしている。 2020年2月17日、ロンドンにて肺血栓塞栓症で逝去[2]。 ディスコグラフィこのリストは、ウェザオールが直接手掛けた作品による。[3] スタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
EP
シングル
脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia