アレクセイ・パジトノフ
アレクセイ・レオニードヴィチ・パジトノフ(Алексей Леонидович Пажитнов、Alexey Leonidovich Pajitnov または Aleksei Leonidovich Pazhitnov、1955年4月16日[2] - )は、ロシア生まれでアメリカ在住のコンピュータ技術者。 ソビエト連邦のR&Dセンターであるソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミーのコンピュータ部門で働いていた時、『テトリス』を開発した。 人物モスクワ出身[3]。モスクワ航空大学でコンピュータを学んだ[3]。アレクセイ・パジトノフは1984年、ドミトリー・パバロフスキーとバジム・ジェラシモフの助けを借りて『テトリス』を制作した。ゲームはソビエト連邦内に流通し、1986年には西側諸国にも広まった。またパジトノフは『Welltris』という『テトリス』の続編を作った。このゲームは『テトリス』と同じ原則だが、上から見える「ボード」のある3次元コンピュータグラフィックスを使ったものになっていた。ソビエトの官僚は、『テトリス』のライセンス取得やマネージメントを行い「ロシアより愛をこめて(NESでは「ロシアより楽しさをこめて」)」というキャッチコピーで売り出した。パジトノフ本人はソビエト政府の一員だったために特許をとることができず、Vladimir Pokhilkoと共にアメリカ合衆国へ渡り、ヘンク・ブラウアー・ロジャースと共にザ・テトリス・カンパニーを立ち上げた。パジトノフは『ヨッシーのクッキー』のSuper Nintendo Entertainment System版のデザイン協力に携わり、伝統的なジグソーパズル要素のある『Pandora's Box』というゲームもデザインした。 1996年にマイクロソフトに入社したパジトノフは、Microsoft Entertainment Pack: The Puzzle CollectionやMSN Mind Aerobics、MSN Gamesといったグループで活躍した。 パジトノフの最新作であるHexicとHexic HDはすべてのXbox 360プレミアムパッケージに入っている。2005年にマイクロソフトを退社。同年8月18日WildSnake Software はパジトノフと共同でパズルゲームを制作することを発表した。 2011年の時点では、ロシア科学アカデミーに在籍し、本人が設立したアメリカのゲーム会社ザ・テトリス・カンパニーを運営している。 作品
受賞2007年3月7日パジトノフはカジュアルなゲーム市場を開拓したとして、ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワードのFirst Penguin Awardを受賞した。 人物2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻に対して、ロシアのプーチン大統領を「独裁者」「戦争犯罪者」と呼び非難している[4]。 脚注
関連項目
外部リンク
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