アルベリゴ・エヴァーニ
アルベリコ・エヴァーニ(Alberico Evani, 1963年1月1日 - )は、イタリア・マッサ出身の元同国代表サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィールダーで、中盤の様々なポジションでプレーが出来るユーティリティー性と、強烈な左足のシュートやFKを武器に活躍した[1]。 経歴1980-81シーズンにトップチームでのデビューを果たし[1]、以降13年間、ACミランの選手として活躍し、数々のタイトル獲得に貢献、ACミランの殿堂入りも果たしている[2]。もともとはサイドバックとしてプレーしていたが、ニルス・リードホルム監督により攻撃的ポジションにコンバートされ[3]、その風貌やプレースタイルからACミランのコンティとの異名を取った[3]。 1989年トヨタカップの対アトレティコ・ナシオナル戦では両チーム無得点で迎えた延長戦119分に直接フリーキックから決勝点を決め[2]、MVPに選出された[4]。翌年のUEFAスーパーカップ、UCサンプドリア戦のファーストレグではゴールを決め、優勝に貢献した。 1993-94シーズンからはルート・フリットと共にサンプドリアに移籍し、中心選手の一人として同シーズンのコッパ・イタリア決勝、アンコーナ戦ではPK獲得によるゴールを決めて優勝に貢献した[5]。1997-98シーズンにACレッジャーナ1919とカッラレーゼでプレーしたのを最後に、1998年に現役を引退した[1]。 1991年にはイタリア代表に選出され、1994年のワールドカップ・アメリカ大会に出場。初戦のアイルランド代表戦では先発出場したが[6]、その後は負傷で出場出来なかった[7]。しかし決勝戦の対ブラジル代表戦では途中出場し、PK戦でイタリアの3人目のキッカーを任され、PKを成功させたが、他のメンバーのPK失敗により、イタリアは準優勝に終わった[8]。 サンプドリア時代のチームメートであるマンチーニが代表監督に就任すると、アシスタントコーチに就任、新型コロナウイルスでマンチーニが指揮出来なかった試合では代理で監督を務め[9]、2021年にはアシスタントコーチとしてユーロで優勝した[10]。 獲得タイトルクラブACミラン
サンプドリア
個人
出典
外部リンク
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