アルケミスト (企業)
株式会社アルケミスト(英: Alchemist Co., Ltd.)は、かつて存在した日本の企業。キャラクター商品の開発やゲームの企画・販売などを行っていた。本社は東京都江東区に所在(登記上本店は札幌市豊平区)。1991年創業。 歴史北海道にあったゲーム店から事業を開始し[1]、2002年にPCゲーム『君が望む永遠』のドリームキャスト移植版をリリースさせたのをきっかけに[2]、美少女ゲームの家庭用ゲーム機への移植版の販売を多く手掛けた[1]。 移植版での代表作としては『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』、『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『BALDR FORCE EXE』などが挙げられ[1]、オリジナル作品でも『ぎゃる☆がん』などをリリースしていた[2]。 そのほか、アルケミストのマスコットキャラクター「びんちょうタン」はアニメ制作も行われ、和歌山県日高郡みなべ町の町おこしに起用されるなど、ゲーム販売以外の事業展開も行っていた[2]。 『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』のゲーム化を手掛けたのを最後に2015年に倒産[2]。2016年4月1日には札幌地方裁判所に対し自己破産を申し立て、同年4月5日に破産手続開始決定を受けた[3][4][5]。2017年1月18日に法人格が消滅した[6]。大半のゲーム移植は加賀クリエイトやエンターグラムが、『ぎゃる☆がん』シリーズはインティ・クリエイツがそれぞれ引き継いでいる。 年表
業務内容ゲームキャラクターのグッズの企画・販売が中心事業。最近では、キャラクターをプリントした「ふにふに抱き枕」が注目を集めた。他社キャラクターの商品だけでなく、自社オリジナルのキャラクター「びんちょうタン」の商品展開を進めていた。 漫画喫茶「スマイルタイム」の運営も行っていた。また、エイプリルフールにはアイレムソフトウェアエンジニアリングと並んで、毎年凝った嘘サイトを作成することで知られていた。 コンシューマー機向けゲーム一覧カッコ内は、移植元のブランド、『』内は原題
デュアルボイスデュアルボイスとは、アルケミストの一部移植作品に搭載された、PC版のキャストと新規キャストの音声の両方を収録したシステムである。これにより、プレイヤーの好みに応じてキャラクターごとに音声を切り替えることができる。 搭載作品は以下の通り。
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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