アルケプトレモス (ギリシア神話)

アルケプトレモス古希: Ἀρχεπτόλεμος, Archeptolemos)は、ギリシア神話の人物である。トロイア戦争ヘクトール戦車御者を務めた[1]。『イーリアス』の2日目、テウクロスがヘクトールを狙って矢を放ったが、そのうち1本は逸れてゴルギュティオーンを討った。もう1本はヘクトールを捉えていたが、アポローンが軌道を逸らせたためにアルケプトレモスの胸に当たり、戦車の上に倒れ込んだ。ヘクトールは悲しみつつもアルケプトレモスの遺体をその場に降ろし、兄弟のケブリオネースに戦車の操縦を任せた[2]

脚注

  1. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.34b。
  2. ^ 『イーリアス』8巻300行-313行。

参考文献

 

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