アフリカネイションズカップ
アフリカネイションズカップ(仏: Coupe d'Afrique des nations de football, CAN、英: Africa Cup of Nations, AFCON)は、アフリカサッカー連盟(CAF)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会である。2年に1度偶数年に開催されてきたが、2013年大会以降は奇数年開催となっている。 概要開催年アフリカのナショナルチームのチャンピオンを決める大会で、基本的に2年に1度開催されてきた。現在、アフリカ諸国にとってはFIFAワールドカップに次ぐ重要な大会となっている。しかし2大会に1度はFIFAワールドカップ・本大会の約半年前開催になり、FIFAワールドカップ出場国への悪影響が指摘されてきた。そこでアフリカサッカー連盟(CAF)は、2010年にエジプトの首都カイロで理事会を開き、2013年大会以降は奇数年開催とすることを決めた。2014年にはリビアでの開催が決まっていたが、これを1年前倒しで2013年に行い、以降は奇数年開催となっていたが、第34回のコートジボワール大会は偶数年にあたる2024年に開催される事が決まった[1]。 参加国数1957年に第1回スーダン大会が開催されたが、大会にエントリーしたのはエチオピア、エジプト、南アフリカ、スーダンのわずか4カ国だけで、このうち南アフリカは当時のアパルトヘイト政策により人種混成チームの派遣を拒否したため(全員黒人か全員白人どちらかのチームの派遣を主張)、CAFから出場停止にされた(後にCAFから南アフリカは除名された)。最終的に3カ国で大会を実施し、エジプトが決勝でエチオピアを4対0で下し、初代王者となった。 「アフリカの年」と呼ばれた1960年には17カ国が独立するなど、アフリカ大陸で相次いで植民地が独立し、CAF加盟国が急速に増加。1968年の第6回エチオピア大会から予選が行われるようになった。この第6回大会から1990年の第17回アルジェリア大会まで8チームで本大会が開催されたが、1992年の第18回セネガル大会と1994年の第19回チュニジア大会は12チームへ、1996年の第20回南アフリカ大会からはさらに16チームへ増え、2019年の第32回エジプト大会から現行の24チーム参加となった。 大会の重要性アフリカの出場国がFIFAワールドカップや夏季オリンピックで好成績を収めるようになった1990年代以降、大会の注目度が上がっており、ヨーロッパのクラブのスカウトにとっては絶好の選手発掘の場となっている。 アフリカという大陸の気候の特性から、大会は1月から2月にかけて開催されるが、この時期はアフリカ人選手が多く在籍するヨーロッパのクラブにとって、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが開始され、国内リーグも佳境に入る重要な時期である。この時期に選手を貸し出すことになるため、アフリカ人選手が在籍するクラブからは大会日程に対する不満の声が少なくない。 しかし、ビッグクラブの主力選手でも「クラブでのプレーを優先する」という理由で大会参加を辞退することはほとんどなく、本大会がアフリカ人選手にとって大きな権威を持つことが窺える。 結果統計→詳細は「アフリカネイションズカップの記録と統計」を参照
代表別通算成績
優勝回数
個人通算得点
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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