アイノミドリシジミ
アイノミドリシジミ(Chrysozephyrus brillantinus)は、チョウ目シジミチョウ科に属するチョウの一つ。 形態雄の翅表に金緑色の光沢をもつミドリシジミ類の一種。近縁種のメスアカミドリシジミは翅裏が灰色で、白帯の内側に影のような濃灰色の帯があるが、本種は白帯が細く地は褐色となる。赤斑は目立たない。 生態本種はブナ科のミズナラを主にコナラやクヌギ、カシワを食樹とするのに対し、メスアカミドリシジミはバラ科のサクラに付く。 ゼフィルスの中ではやや遅めの出現で、成虫は7月から8月にかけて発生する。占有飛翔は朝方に行われ、オスはなわばりに入ってきた他者を追い払う。卵で越冬する。 分布国内では主要4島のほか一部島嶼、国外では中国大陸・朝鮮半島・極東ロシアに分布する。きわめて森林性を示し、落葉広葉樹林との結びつきが強い。 関連項目参考文献
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