アイドルを探せ (漫画)
『アイドルを探せ』(アイドルをさがせ)は、吉田まゆみが『mimi』(講談社)で1984年から1987年まで連載した漫画作品。単行本は全10巻+番外編1巻。 個性的な面々の住むボロアパート「清和荘」で暮らすことになった女子短大生・藤谷知香子の生活と恋愛を描いた作品。女子大生ブームの1980年代中頃の世相を反映しており、作中の時代設定もそれに準じている。 1987年には菊池桃子主演で映画化もされている。 登場人物
ドラマ1985年3月11日、フジテレビの『月曜ドラマランド』枠で『アイドルを探せ 花の女子寮、潜入㊙初体験!!』と題して放送された。主演はアイドルグループ「おかわりシスターズ」で、彼女たちの解散特別企画作品ともなっている。彼女たちがレギュラー出演していた「オールナイトフジ」の出演者も参加している。 出演者
スタッフ映画松竹系で1987年4月11日公開。同時上映は『Let's豪徳寺!』。本作は、知香子が2人の異なるタイプの男性の間で気持ちを揺り動かされながらひとつひとつ大人の階段を登っていく姿を描いたアイドル映画となっている。 当時の人気アイドル歌手・菊池桃子が明るい女子短大生を、『ポニーテールはふり向かない』(TBS系列)などの大映テレビ制作のドラマに多数出演した伊藤かずえがメガネをかけた女子短大生を演じている。 キャスト
スタッフ
主題歌同時上映作品の評価日本映画界は全体的に不振ではあったが、特に松竹の落ち込みが酷く[1]、『Let's豪徳寺!』との二本立てを含んだ1987年4月の配収が1億7,000万円[1]。東宝9億3,000万円、東映6億5,000万円に対しても大幅に落ち込み、ロマンポルノのにっかつよりも1,500万円下回り、邦画四社の最低成績となった[1]。週刊読売はこの原因として、菊池桃子、三田寛子を主演に若者向けにアイドル映画を作ったが、この2人がフレッシュさに欠け、肝心の若者にソッポを向かれたと分析した[1]。松竹は演劇部門の隆盛で経営は維持できていたが[1]、この年夏に準備中の『二十四の瞳』と『ハチ公物語』の大作二本がコケるようなら、第二の大映になりかねないと評された[1]。 出典この記事は以下のカテゴリからも参照できます |
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