ぼくのお日さま

ぼくのお日さま
MY SUNSHINE
監督 奥山大史
脚本 奥山大史
製作 西ヶ谷寿一
西宮由貴
出演者 越山敬達
中西希亜良
池松壮亮
若葉竜也
山田真歩
潤浩
音楽 佐藤良成(ハンバート ハンバート)
主題歌 ハンバート ハンバート
「ぼくのお日さま」
撮影 奥山大史
編集 奥山大史
Tina Baz
製作会社 「ぼくのお日さま」製作委員会
COMME DES CINÉMAS
配給 東京テアトル
公開 日本の旗 2024年9月13日
中華民国の旗 2024年9月20日
ギリシャの旗 2024年10月17日
タイ王国の旗 2024年11月21日
フランスの旗 2024年12月25日
香港の旗 2025年1月1日
ブラジルの旗 2025年1月16日
上映時間 90分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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ぼくのお日さま』(ぼくのおひさま)は、2024年公開の日本映画[1]9月6日からテアトル新宿TOHOシネマズシャンテで先行公開された後、9月13日より全国公開された[2]

監督は本作が商業映画デビュー作となる奥山大史[3]第77回カンヌ国際映画祭ある視点」部門に正式出品された[4]他、第26回台北映画祭では審査員特別賞、観客賞、台湾監督協会賞を受賞[5]。第16回TAMA映画賞では最優秀作品賞を受賞した[6]

雪の降る田舎町を舞台に、吃音を持つホッケーが苦手な少年とフィギュアスケートを学ぶ少女、さくらのコーチで選手としての夢を諦めた男の3人の視点で物語が描かれる[7]

製作

監督の奥山が幼少期に7年間フィギュアスケート習っていた経験をもとにプロットを考えていたところ、ハンバート ハンバートが2014年にリリースしたアルバム『むかしぼくはみじめだった』の収録曲「ぼくのお日さま」と出会い、インスピレーションを受け、この楽曲が映画のタイトルと主題歌となった[8]

タクヤを演じた越山敬達と、さくらを演じた中西希亜良はそれぞれフィギュアスケートの経験があり、オーディションによって選ばれた[7]。越山は本作で映画初主演、中西は演技デビューを果たした[9]

作品では架空の街を舞台としているが、撮影は2023年冬に北海道の各地で行われた[10]

あらすじ

北国のとある田舎町で、アイスホッケーも野球も苦手な少年タクヤはある日、アイスリンクでドビュッシーの「月の光」に合わせてフィギュアスケートの練習をする少女さくらに心を奪われる。さくらは、フィギュアスケート選手を辞めて地元でコーチとなった荒川に指導を受けていたが、さくらに釘付けになるタクヤの姿が荒川の目に入り、荒川はタクヤにもフィギュアスケートを教えるようになる。荒川はさくらにとってもプラスになると考え、さくらとタクヤでペアを組みアイスダンスに挑戦する事を提案。そこから3人はアイスダンスの練習に夢中になって取り組み、表現の楽しさを見つけていく。タクヤがさくらに淡い恋心を抱く一方で、さくらも荒川に憧れを抱いていたが、ある日、荒川がパートナーの男性と一緒にいるところを目撃しショックを受けたさくらは荒川に残酷な言葉をぶつけてしまい、練習にも来なくなってしまう。

キャスト

スタッフ

受賞

脚注

  1. ^ 池松壮亮主演×奥山大史監督『ぼくのお日さま』今秋公開 主題歌はハンバート ハンバート”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年2月29日). 2024年9月23日閲覧。
  2. ^ 3人の素顔を切り取る裏側写真も『ぼくのお日さま』9月6日より先行公開&9月13日全国公開決定”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー (2024年6月8日). 2024年9月23日閲覧。
  3. ^ 池松壮亮「感性に共感できた」 奥山大史監督の商業デビュー作「ぼくのお日さま」出演に胸張る”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2024年9月9日). 2024年9月11日閲覧。
  4. ^ 奥山監督作品「ぼくのお日さま」カンヌで上映 「本当に光栄です」”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2024年5月20日). 2024年9月11日閲覧。
  5. ^ カンヌが絶賛、奥山大史監督「ぼくのお日さま」予告編、シーン写真10点、役所広司からのコメント公開”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2024年6月28日). 2024年9月11日閲覧。
  6. ^ "第16回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者発表 最優秀作品賞は『夜明けのすべて』『ぼくのお日さま』". ORICON NEWS. oricon ME. 3 October 2024. 2024年10月3日閲覧
  7. ^ a b 池松壮亮の“コーチ”と関わる『ぼくのお日さま』ホッケー少年&フィギュアスケート少女が発表”. シネマカフェ. イード (2024年4月10日). 2024年9月11日閲覧。
  8. ^ a b 池松壮亮「僕はイエス様が嫌い」奥山大史監督の商業デビュー作に出演! ハンバート ハンバート代表曲と同名タイトル”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2024年2月29日). 2024年9月11日閲覧。
  9. ^ 「ぼくのお日さま」スケートシーンはほぼ池松壮亮・越山敬達・中西希亜良のアドリブ”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年9月7日). 2024年9月11日閲覧。
  10. ^ ほぼ全編が北海道で撮影 2024年カンヌ国際映画祭の話題作 映画「ぼくのお日さま」  見どころは奥山大史監督が描く北国の雪景色 北海道”. 北海道文化放送 (2024年8月24日). 2024年9月11日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x ぼくのお日さま:作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2024年9月23日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x ぼくのお日さま:映画作品情報・あらすじ・評価”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー. 2024年9月23日閲覧。
  13. ^ 池松壮亮らが氷上で満面の笑顔 『ぼくのお日さま』第2弾予告&本ポスタービジュアル公開”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年2月29日). 2024年9月23日閲覧。
  14. ^ 第16回TAMA映画賞”. TAMA CINEMA FORUM. 2025年1月28日閲覧。
  15. ^ 第46回ヨコハマ映画祭 2024年日本映画個人賞”. ヨコハマ映画祭. 2025年1月28日閲覧。
  16. ^ 【映画大賞】中西希亜良「ぼくのお日さま」公開3カ月で13歳新人賞に見た成長と変化/ロング版”. 日刊スポーツ (2025年1月1日). 2025年1月28日閲覧。
  17. ^ 第79回毎日映画コンクール 受賞作・者決まる”. 毎日新聞 (2025年1月17日). 2025年1月28日閲覧。
  18. ^ キネ旬1位に「夜明けのすべて」「オッペンハイマー」、河合優実・松村北斗が主演賞”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年2月5日). 2025年2月5日閲覧。

外部リンク

 

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