『ほんとうにやくにたつ機関車(汽車のえほん27)』(ほんとうにやくにたつきかんしゃ きしゃのえほん27、原題 Really Useful Engines)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第27巻である。
1983年にイギリスで発行されたクリストファー・オードリー執筆による汽車のえほんシリーズの第27巻。4話の短編作品を収録。挿絵はクライヴ・スポングが担当。
日本ではシリーズ上陸50周年を記念し、2023年11月にポプラ社から3回目の新装版『新・汽車のえほん』の続刊として翻訳版が出版された。翻訳は故桑原三郎と清水周裕に代わり、金原瑞人が担当した。
1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズであったが、1972年の『わんぱく機関車』を最後に出版は途絶えていた。
その後、年鑑などの関連書籍は発売されていたものの、原作者のウィルバート・オードリー牧師は続編の執筆に踏み切れずにいた。1982年、彼の息子クリストファーが2歳の息子リチャードのために書き下ろしたエピソードを読んだことで、牧師は息子にシリーズを引き継がせることを決断した。
テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。