すべては愛のために
『すべては愛のために』(原題: Beyond Borders)は、2003年公開のアメリカ映画。裕福なイギリス人と結婚したサラとエチオピアやカンボジアなど貧困な地域で活動する医者ニックとの愛と感動のドラマ。 ストーリーイギリス人と結婚して、ロンドン郊外に家庭をもつ、アメリカ人のサラは、平和な何一つ不自由のない生活をおくっていた。ある日、パーティの会場に、難民への援助を求めるために乱入してきたニックが告げる難民救済の実状とやせ細ったエチオピア難民の少年に、サラは心を打たれる。そして、勤務していたアートギャラリーを辞め、難民支援の為の食料を自費で買い込み、ニックたちが救援活動を行っているエチオピアへ、向かうのだった。サラは、そこで内戦と旱魃で疲弊した大地に、避難民のあふれる衝撃的な実態に触れる。そして、彼女は、ロンドンへ帰ると、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で、難民救済のために働き始める。一方、サラの夫のヘンリーは、ロンドンのシティー(金融街)のバブル崩壊で仕事を失ってしまう。 やがて、エチオピアから追い出されたニックたちは、クメール・ルージュと政府軍の内戦が続くカンボジアのタイ国境地帯で難民救援活動をはじめる。ニックの仲間の一人に、ロンドンで会ったサラは、ニックたちが支援を必要としていることを知り、UNHCRの援助物資とともに、直接、カンボジアを訪れる。サラとニックは、お互いの愛を確認するのだが、サラの家庭の事もあり、いっしょにはなれないと分かれる。 しかし、それから数年後、チェチェンで救援活動を行っていたニックが行方不明となった、という知らせを受けると、サラは、ニックをみつけねばならないと、非常に危険であるというチェチェンへ、同僚たちの助言をも顧みずにおもむくのだった。 キャスト※括弧内は日本語吹替
参考文献
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