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この項目では、実写ドラマ・映画について説明しています。舞台作品については「【推しの子】#舞台」をご覧ください。 |
【推しの子】ドラマ&映画 |
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YouTube |
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チャンネル |
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活動期間 |
2024年 - |
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登録者数 |
15.1万人 |
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総再生回数 |
9161万回 |
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登録者100,000人
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2024年
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2025年1月28日時点。 |
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『【推しの子】』(おしのこ)は、原作:赤坂アカ×横槍メンゴによる同名の漫画原作の日本の映像作品で、東映により実写ドラマ化・映画化された[1]。
概要
2022年から企画され、2023年初旬から脚本執筆とキャスティングが行われた[2][3]。クランクインは2023年11月17日[4]、撮影期間は約4ヶ月半で、クランクアップは2024年3月であった[5][6]。
2024年1月24日、撮影最中に実写映像化が発表された[7][8][9]。同年11月17日、ワールドプレミアが行われ、主演で、アクア役の櫻井海音、アイ役の齋藤飛鳥、ルビー役の齊藤なぎさ、かな役の原菜乃華、あかね役の茅島みずき、MEM役のあの、斉藤ミヤコ役の倉科カナ、五反田泰志役の金子ノブアキ、鏑木勝也役の要潤、斉藤壱護役の吉田鋼太郎、スミス監督、松本花奈監督ら総勢12名が登壇した[10][11]。
2024年11月28日21時からドラマシリーズ第1話から第6話まで、12月5日21時より第7話および第8話がAmazon Prime Videoにて世界200カ国で配信され[12]、映画が『【推しの子】-The Final Act-』のタイトルで、12月20日より東映配給にて300を超える劇場で公開された[7][13][14]のち、世界51カ国で公開が予定されている[12]。
2024年12月27日、日本のAmazonオリジナル作品で歴代1位の月間視聴数を記録[15]。
2024年12月、『【推しの子】 -The Final Act-』は、公開初週の映画動員ランキングで7位にランクインした[16]。
2025年1月21日、『【推しの子】 -The Final Act-』で星野アイを演じた齋藤飛鳥は「第48回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した[17]。
キャスト
スタッフ
- 原作 - 赤坂アカ×横槍メンゴ「【推しの子】」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
- 企画・プロデュース - 井元隆佑
- 音楽 - fox capture plan
配信ドラマ
映画
- 監督 - スミス
- 脚本 - 北川亜矢子
- 製作:吉村文雄
- プロジェクト統括:出目宏
- エグゼクティブプロデューサー:柳迫成彦
- プロデューサー:峠本悠悟
- 音楽プロデューサー:津島玄一、本谷侑紀
- 劇中歌プロデュース:屋代陽平、山本秀哉、田中萌々絵(Echoes/ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- 宣伝プロデューサー:寺嶋将吾
- 撮影:奥平功
- 美術:神田諭
- 照明:渡邊良平
- 装飾:神戸信次
- 録音:藤丸和徳
- 音響効果:大河原将
- 整音:石井秀明
- 選曲:本谷侑紀
- 編集:小野寺絵美
- スクリプター:松澤一美
- スタイリスト・衣装デザイン:石橋万里
- アイドル衣装デザイン:成田あやの
- ヘアメイク:光野ひとみ
- コレオグラファー:yurinasia
- キャスティングプロデューサー:伊藤由夏
- 助監督:川口浩史 宮﨑剛
- プロダクションマネージャー:椋樹弘尚
- ラインプロデューサー:曽根晋
- 俳優統括:福岡康裕
- プロダクション統括:木次谷良助
- 制作プロダクション:東映東京撮影所
- 配給 - 東映
音楽
劇中歌として、初代「B小町」(齋藤飛鳥、 酒井唯菜、兼清萌々香、齋藤茉日、中野あいみ)により、配信ドラマで「サインはB」、映画で「我ら完全無敵のアイドル!!」のライブ歌唱映像がある[18]。劇中歌のボーカルディレクションは田仲圭太による[19][20]。
新生「B小町」(齊藤なぎさ、原菜乃華、あの)[21]による楽曲について
配信ドラマ主題歌
主題歌は毎話変わる[31]。
映画
- エンディング曲 - B小町『SHINING SONG』 - 「B小町」メンバー役の齊藤なぎさ、原菜乃華、あのが特に好きな曲である[32] 劇場版では、冒頭はセンターの有馬かな(原菜乃華)による歌唱から始まる[33][34]。
ディスコグラフィー
デジタルシングル
劇中ユニット「B小町」(齊藤なぎさ、原菜乃華、あの)による配信楽曲。
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発売日
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タイトル
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レーベル
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1st
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2024年10月19日
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我ら完全無敵のアイドル!!
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Rambling RECORDS
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2nd
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2024年11月4日
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トワイライト
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ミニアルバム
劇中ユニット「B小町」(齊藤なぎさ、原菜乃華、あの)による楽曲[35]。
発売日
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タイトル
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収録曲
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品番
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レーベル
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2024年12月18日
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SHINING SONG
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全4曲
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CDː RBCP-3569
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Rambling RECORDS
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収録内容
- SHINING SONG - 作詞:田仲圭太/作曲・編曲:田仲圭太、齊藤美咲
- 我ら完全無敵のアイドル!! - 作詞・作曲・編曲:ふるーり
- トワイライト - 作詞・作曲・編曲:SEE
- サインはB(ドラマver.) - 作詞・作曲:大石昌良 編曲:田仲圭太
サウンドトラック
fox capture planが音楽を担当[36][37]。
発売日
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タイトル
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収録曲
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規格
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レーベル
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2024年10月19日
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ドラマ『【推しの子】』 オリジナルサウンドトラック先行配信版
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全6曲
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配信
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Rambling RECORDS
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2024年12月11日
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オリジナル・サウンドトラック ドラマ「【推しの子】」
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全42曲
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CD
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RBCP-3567
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2025年1月8日
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「【推しの子】 - The Final Act -」オリジナル・サウンドトラック
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全46曲
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CD
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RBCP-3568
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キャスティング
両親が芸能人である櫻井海音を座長としてアクア役に、乃木坂46でセンターを務めた元アイドルの齋藤飛鳥をアイ役に、子役出身の有馬かな役に元子役の原菜乃華、「=LOVE」でセンターを務めたことのある元アイドルでルビーと性格が似ている齊藤なぎさ[38]、元アイドルでソロアーティストとして知名度が高い あのをインフルエンサーのMEM役に、劇中劇の恋愛リアリティーショーにも恋愛リアリティーショー出演経験者たちなど、キャラクターと共通点のある俳優を起用した[1][3][39]。
第5話、JIFのシーンでは、以下15組の実際のアイドルグループが協力している[40]。
ダンス
B小町の楽曲「我ら完全無敵のアイドル!!」「トワイライト」「SHINING SONG」ともに、yurinasiaによる振り付けである[41]。「サインはB」の振り付けが参考された[42]。
撮影
撮影機材にもこだわっており、劇中の時代背景などにも合わせiPhone、GoPro、RED ONEなど、20種類を超えるビデオカメラが使われた[44]。初代「B小町」のライブシーンには、約2300人のエキストラが動員され[9][45]、そのシーンの撮影は、ライブビデオ制作経験あるスタッフらにより360度、30アングル程度で行われた[44]。
原作との違い
本筋に影響がない部分を中心に、再構成や改変された箇所が存在する。特に劇中劇「東京ブレイド」は2.5次元舞台ではなく、月9の連続TVドラマへ変更された[46][47](それに伴い、鳴嶋メルトの出番が減少している)。また、ルビーの同級生である寿みなみ、物語後半に登場したツクヨミやニノも登場しない。
企画・脚本完成は原作完結の1年以上前であり[3]、『【推しの子】 -The Final Act-』終盤の展開は一部オリジナル要素が含まれている。
その他の変更点として、
- 苺プロは、齋藤壱護失踪後に活動を止めていて、齋藤ミヤコがルビーをデビューさせるために再始動させた[48]
- アクア、ルビーとかなの再会は、高校受験前の下見から、登校初日に変更[48]
- ぴえヨンは、齋藤ミヤコの知り合いで、苺プロと契約しているわけではない[49]
- アクアはぴえヨンに変装せず、アクアがぴえヨン変装で有馬かなに行ったセリフは、アクアとして言った[50]
- 「東京ブレイド」の撮影と放送は、JIFでの新生B小町デビューライブ前後の同時期に変更[50]
- 齋藤壱護と再会したアクアが打ちひしがれ雨に打たれた中、幻影を払おうとして意図せず有馬かなを拒絶してしまった日の夜に、焦った有馬かなは島監督との写真を撮られる[51]
- 本作のキーアイテムの一つであるアクアとルビーに宛てたアイのDVDは15歳ではなく18歳の誕生日に渡すように五反田監督に託されている[52]
評価
スタッフによる出演者の評価
- 企画・プロデュース:井元隆佑 - 齋藤飛鳥に関し、アイドルとしての一つ一つのポーズの決まり方など、何年も培ってきたものの凄みを見せつけられた。原菜乃華に関し、声が魅力的な特徴もポイント。かなのモノローグが多い脚本で、彼女の声がまさにハマった[53]。
- 撮影:奥平功 - 齋藤飛鳥のパフォーマンスは抜群、本当に伝説のアイドル。原菜乃華は努力と練習を重ね、パフォーマンスは本当にすごかった。成長していく流れを目にしてきたと好評価をしている[44]。
- コレオグラファー:yurinasia - 齋藤飛鳥は、立ち姿や後ろ姿からもオーラを放ち「本当にアイだ」と感じる。振り付けを覚えるのもとても速く、アシスタントも「レベチだ…」と驚くほど。原菜乃華は、ダンスもほぼ未経験ながら原作のかな同様ぐんぐん成長し、見ていて鳥肌が立つほど[41]。
その他の評価
各メディアが、以下の出演者に対して高い評価をしている。
批評
- とても当事者意識を感じ、リスペクトを持って作っていただけていると感じていた - 赤坂アカ[61]
- 描きたいテーマがちゃんと伝わって表現されている - 横槍メンゴ[62]
- 全体的に駆け足で進んでるが、改変・取捨選択には納得感がある[63]
- 構成や脚色が巧みで、原作キャラクター像を尊重したコンセプトにより、ドラマ【推しの子】は当初の実写化批判を払拭する[64]
- アイドル周辺の描写に唸らされた。北川亜矢子の脚本も見事だ[47]
- ドラマは原作漫画を大胆に刈り込んだ上で、重要な部分を残し、エピソードの順番を変更し独自シーンを追加したことで、キャラクターの心理描写をより鮮烈にし、新たな驚きと感動があった[65]
- 最後の1時間はまさにThe Final Actというサブタイトルにふさわしいダイナミックなアクトだった。アイドルに関心を持った経験のない筆者のような観客にさえも、原作から今回の実写化に至る全関係者の熱に浮かされたような異常な情熱が痛いほど伝播した[66]
脚注
出典
外部リンク