XMLマスター
XMLマスターとは、XMLのスキルに関する認定資格の名称である。 概要XMLマスターとは、XMLのスキルに関するベンダーニュートラルな認定資格の名称である。 XMLスキルを持つ技術者の育成を目標に、2001年(平成13年)10月に発足した資格であり、国内の多くのIT系企業や標準化団体などからなるXML技術者育成推進委員会によって運営されている。[1] 2011年(平成13年)9月末時点で2万人を超える取得者を輩出している[2]。 資格の種類XMLマスターは「XMLマスター:ベーシック」と「XMLマスター:プロフェッショナル」の2段階のレベルの認定が提供されている[3]。 「XMLマスター:プロフェッショナル」は、各専門分野の高度な技術力を認定するものと位置づけられており、「プロフェッショナル(アプリケーション開発)」と「プロフェッショナル(データベース)」の2種類が提供されている。 なお、XMLマスターは認定失効のない資格制度として提供されている。 XMLマスター:ベーシックXMLの基本、DTD、XML Schema、XSLT、XPath、名前空間、など、XML関連技術の基本に関する知識を幅広く問う資格。 本資格の試験は、2005年(平成17年)6月1日から出題内容が変更された「V2試験」となったが[4]、旧試験体系での認定は現在も有効である[5]。 XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)XSLT、DOMプログラミング、SAXプログラミング、Webサービス、など、XMLデータ処理を行うアプリケーションやシステムの開発に関する知識を問う資格。
「XMLマスター:ベーシック」に認定されており、「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」試験に合格すると認定される。 本資格の試験は、2005年(平成17年)6月1日から出題内容が変更された「V2試験」となり[4]、また、2007年(平成19年)1月22日からは試験の名称が「XMLマスター:プロフェッショナル」から「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」へと変更されたが、旧試験体系での認定は現在も有効である[5]。 XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)XMLDB、XQuery、XPath、XMLデータ構造の設計、ネイティブXMLデータベースへのXMLデータの格納・管理・操作、RDBとの連携、など、XMLとデータベースに関する知識を問う資格。 「XMLマスター:ベーシック」に認定されており、「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」試験に合格すると認定される。 受験方法試験は、コンピュータベース (CBT) で提供されており、全国各地にある指定のテストセンターで随時受験することができる。 現在、XMLマスターの試験を受験できるのは「プロメトリック」のテストセンターとなっている[6]。 各認定に対応する試験は、日本語もしくは英語で受験することができる。 沿革
脚注関連項目
外部リンク |