THE HYBRID 鵺の仔
『THE HYBRID 鵺の仔』(ざ はいぶりっど ぬえのこ、英題:THE HYBRID NUE)は、2015年(平成27年)7月25日公開の日本映画である。「鵺[注釈 1]」を造形化させた初の特撮によるサイエンス・フィクション映画である。 概要鵺は、最古の歴史書である古事記に記載があり、平家物語では時の帝を苦しめる化け物として登場する。後に、能の演目「鵺」(世阿弥作)として受け継がれている。かつての映画『悪霊島』(原作:横溝正史)のキャッチフレーズに「鵺の鳴く夜は恐ろしい」とあるが、「鵺」そのものは登場しない。本作は、実在するシュメール文明の遺跡から発掘された粘土板の解読研究の第一人者である、ゼカリア・シッチンによれば、太陽系10番目の惑星ニビルから地球にやってきた「エイリアン」が遺伝子操作によって、人類を創造したとされる諸説を基にしている。また、ナスカ地上絵ライン説や人類が崇める「神」の起源は「エイリアン」によるもので、日本の縄文文明から始まったと唱えるはやし浩司の古代文明研究も参考にしている。作家・オカルト研究家の山口敏太郎やUFO・オカルト番組プロデュサーの矢追純一、オカルト情報誌『ムー』において「鵺」の特集を担当した副編集長の宍戸宏隆が、本作にコメントしている。 ストーリー一人娘の三島チアキは、母ヨシコが経営する温泉郷・鵺ヶ淵(ぬえがふち)へ里帰りする。チアキの父は12年前、母に想いを寄せる男、澤津久森(さわつくもり)によって殺害されていた。同じ頃、辺鄙な山奥にある洋館では、UMA(未確認動物)を専門に扱う雑誌の編集長・京極(きょうごく)が般若心経に身を包み、源頼政(みなもと の よりまさ)の弓を武器に、UMA(未確認動物)を生捕りにして、マダムに差し出していた。マダムは、新鮮なUMAの肉を食べ続ける事で若さを保つ謎の老女。マダムはいう「早く鵺を食べさせて……」と。鵺は、最古の歴史書、古事記や平家物語にも登場する日本古来のUMA。顔は猿で体は狸、手足が虎で尻尾は蛇。そんな化物の血を引く人間が生存していると云われる秘境、それが鵺ケ淵であった・・・。 登場人物主人公
三島の家族
UMAデラックス編集部
澤津久森(さわつくもり)の家族
チアキの取り巻き
スタッフ
ロケーション上州越高原を望む標高1800mの自然豊かな国立公園に位置、日本一の硫黄濃度の良泉質を誇る万座温泉(群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉)。冬は、パウダースノーで名高い万座温泉スキー場がある。マダムが登場する館は、映画『私をスキーに連れてって』にも登場するヒュッテである。 受賞・ノミネート
脚注注釈出典
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