『STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局』(シュタインズ・ゲート ラジオ みらいガジェットでんぱきょく)は、Xbox 360 ゲーム『STEINS;GATE』プロモーションのために2009年に配信されたウェブラジオ。
2011年にアニメ『シュタインズ・ゲート』プロモーションのために配信開始されたウェブラジオ『TVアニメ「STEINS;GATEラジオ」 未来ガジェット電波局』についてもここで述べる。
2番組を通して、リスナーは「ラボメン」、ラジオネームは「ラボメンネーム」と呼ばれる。番組挨拶は明確には決まっていないが、「トゥットゥルー」がよく使われる。番組最後の挨拶にも「トゥットゥルー」が使われることがある。
タイトルの「電波局」は、科学アドベンチャーシリーズの前作『CHAOS;HEAD』のプロモーション番組で、2008年(平成20年)に音泉で配信された『CHAOS;HEADラジオ 妄想電波局』から引き継いでいる。
STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局
HiBiKi Radio Station で、ゲーム発売(2009年(平成21年)10月15日)の前後、9月11日から10月30日まで、毎週金曜日更新。1回30分前後、全8回。また、終了後2010年(平成22年)8月13日までに、特別編3回・出張版1回がCDに収録された。
キャッチコピーは「未来ガジェット研究所からお送りする、世界に混沌をもたらすためのラジオ」。
パーソナリティ
ただし、番組の大半(コーナー「ウソ? ホント? 未来ガジェット実験室」と最後の挨拶以外)は、牧瀬紅莉栖・椎名まゆり(まゆしぃ)として出演した。番組ページには「牧瀬紅莉栖(CV/今井麻美)と、椎名まゆり(CV/花澤香菜)の2人がお届けする」と記載されていた。
このほか、岡部倫太郎もディレクターとしてスタジオにいて、カンペで指示を出したり台本を書いたりしているとされており、橋田至がいることもときおり示される。ただしいずれも紅莉栖とまゆしぃにより言及されるのみで、声の出演はない。
紅莉栖・まゆしぃと今井・花澤の切り替わり時(通常、コーナー「ウソ? ホント? 未来ガジェット実験室」の直前とこのコーナーの最後)には、Dメールを送る演出があった(ただしDメールという名が出たのはゲーム発売後の第6回から)。
コーナー
- クリスティーナ博士の想定科学講座[1]
- 「クリスティーナ博士」(主に解説役)とまゆしぃ(主に聞き手)が、『STEINS;GATE』用語の解説をした。解説したのは、想定科学アドベンチャー (#1)、運命石の扉(シュタインズ・ゲート)(#2)、ラボメン (#3)、ジョン・タイター (#4)、世界線 (#5)、SERN (#6)、未来ガジェット (#7)、雷ネットアクセスバトラーズ (#8)。
- ウソ? ホント? 未来ガジェット実験室[1]
- ウソ発見器に出演者をかけていろんな質問をした。第1回の回答者は今井・第2回は花澤・第3回からはゲスト。ウソ発見器は、ゲームの数量限定版同梱特典の『未来ガジェット3号機「もしかしてオラオラですかーっ!?」』(通称「未来がじぇっとさん」)で、実際に発汗量を計測する。
- ゲストはこのコーナーのみ登場した。パーソナリティが今井・花澤として登場したのも、このコーナーと番組最後の挨拶のみである。
- アキバで目撃しました![1]
- 秋葉原での、『CHAOS;HEAD』の登場人物など奇妙な人物の目撃情報を募集した。エンディングの中で行われ、ない回もあった。目撃されたのは、疾風迅雷のナイトハルト (#2、ダルが@ちゃんねるで目撃)、ジョイまっくす (#3、まゆしぃが目撃)、ファンタズム (#4)、蒼井セナ (#7)。
特別編・出張版
特別編3回と出張版1回がCDに収録された。パーソナリティはいずれも、配信版と同じ今井麻美と花澤香菜。
- コミケ特別編[2]
- 2009年(平成21年)12月29日にコミックマーケット77(2009年冬コミ)で発売されたラジオCD『STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局 コミケ特別編』(5pb. FPBD-0142) に収録。番組内でのタイトルは「STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局 特別編」。
- 通常コーナーはなく、ゲストの桃井はるこ(フェイリス=ニャンニャン役)を加えたフリートークが中心。紅莉栖・まゆしぃパートは作中のメイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」で収録という設定で、フェイリス(桃井)も登場した。
- サントラ特別編[3]
- 2010年(平成22年)2月3日に発売されたサウンドトラック・ラジオCD『STEINS;GATE OriginalSoundtrack+ラジオCD(仮)』(5pb. FVCG-1106)に収録。番組内でのタイトルは「STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局 特別編その2」。
- 通常コーナーはなく、紅莉栖・まゆしぃパートも冒頭のみ。今井・花澤の「ネタバレOK」のトークが中心。
- SSG出張版[4]
- 2010年(平成22年)6月16日に発売されたラジオCD『今井麻美のSinger Song Gamer ボーナスステージ』 (ポニーキャニオン PCCG-90051) に「『STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局』SSG出張版」として収録。番組内では、「SSG」は「Singer Song Gamer」ではなく「スーパーSTEINS;GATE」の略で、番組名は「スーパーSTEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局」とされた。
- 紅莉栖・まゆしぃパートのみで、脚本はゲーム本編と同じ林直孝[5]。番組は約7分で中断し、『SSG』パーソナリティの今井とゲストの花澤としてのトークに切り替わった。
- コミケ78特別編[6]
- 2010年(平成22年)8月13日にコミックマーケット78(2010年夏コミ)で発売された「STEINS;GATE C78コミケセット」中の1品として同梱されたラジオ・ドラマCD『STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局 コミケ78特別編 + 円卓会議』(『~ + ラボメン円卓会議』とも[7])(5pb. FPBD-0159) に収録。
ラジオCD
2010年(平成22年)2月3日、サントラ・ラジオCD『STEINS;GATE OriginalSoundtrack+ラジオCD(仮)』(5pb. FVCG-1106)が発売された。サントラCD×2+ラジオCDの3枚組。
ラジオCDには、配信全8回+コミケ特別編+新録のサントラ特別編、つまり、このCD発売時点での全10回300分がMP3で収録された。
特別編・出張版の各回収録については前節を参照。
TVアニメ「STEINS;GATEラジオ」 未来ガジェット電波局
ニコニコ生放送で、アニメ放送開始(2011年(平成23年)4月5日)直後の4月13日から9月28日までの全12回。毎月第2・第4水曜日21時30分配信開始。
番組表での配信時間は22時30分までの1時間だが、数分から十数分延長することが多く、パーソナリティは22時40分(10分延長)までに終わってほしいと言われているようである[8]。
タイトルに「TVアニメ」が追加されているが、番組内では従来どおり『STEINS;GATEラジオ 未来ガジェット電波局』と呼ばれる。
HiBiKi版から番組内容は刷新され、回数もリセットされ第1回から始まった。
番組最後の挨拶は「エル・プサイ・コングルゥ」。
パーソナリティ
- 今井麻美(牧瀬紅莉栖 役)
- ジョイまっくす(株式会社ニトロプラス 最狂広報。番組ではしばしば「ジョイしぃ」「ジョイしぃことジョイまっくす」と名乗る)
HiBiKi版と異なり、冒頭のドラマパートを除いて、キャラとしての登場はない。
コーナー
主なコーナーの名には、作中で岡部が使う厨二用語のように、日本語の表記と片仮名での読みがある。
- ドラマパート[9]
- メインキャラによる(パーソナリティ・その回のゲスト以外も出演する)ラジオドラマ。最終回でコーナータイトルが「微笑動画のメタフィクション」であると明かされた。
- 第1話から第5話までに新作1話を加えた計6話が、アニメBD第1巻(2011年(平成23年)6月22日発売)特典CD『未来ガジェットコンパクトディスク1号』に収録され、第6話から第12話(配信最終話)までに新作1話を加えた計8話が、同第5巻(2011年(平成23年)10月26日発売)特典CD『未来ガジェットコンパクトディスク5号』に収録。
- 作品世界からの使者(ワールド・エクスプローラー)
- ゲストトーク。ゲストへの10問10答で始め、話を広げる。
- ゲストは基本的にオープニングには登場せず、このコーナーから番組最後まで登場する。
- 研究員の意識(ラボメンズ・センシス)
- ニコニコ生放送の双方向機能「アンケート」でリアルタイムにリスナーに質問し、最多票の選択肢を出演者が予想する。
- 得点最下位の出演者は「駄目ラボメン」とされ、罰ゲームとしてエンディングをキャラのモノマネで進行する。演ずるキャラはリスナーからのコメントで募集する。ゲストが歌手だった第6回(2011年6月22日配信)では、曲を流す時間が賭けられた。
- 聴く者たちからのお便り(ラボメンズ・メール)
- ふつおた。
- 中二病王者(キング・オブ・ジ・オカリン)
- リスナーの中二病経験をゲストが採点する。採点の単位は「オカリン」で10オカリン満点。満点だと殿堂入りとなる。
- 作品世界への道を開く者 (オープナー・オブ・ザ・ワールド)
- パーソナリティ2人がアニメ本編について語る。第1回ではテーマに従い10秒で語るゲーム形式で行われ、敗者は罰ゲーム(第2回からの「ラボメンズ・センシス」の罰ゲームと同じ内容)となった。第10回ではジョイまっくす(今井は時間の都合で割愛)が印象に残ったシーンベスト5を語った。
- リアルラボメンからのメール
- 最終回(2011年(平成23年)9月28日配信)に読まれた、関係者からのコメント。桃井はるこ、後藤沙緒里、田村ゆかり、山本彩乃、関智一、小林ゆう、佐藤卓哉(アニメ監督)、浜崎博嗣(アニメ監督)、岩佐がく(アニメプロデューサー)、松原達也(原作プロデューサー)、林直孝(原作シナリオ)、花田十輝(アニメシナリオ)、坂井久太(アニメキャラクターデザイン)、huke(原作キャラクターデザイン)、宮野真守からコメントが寄せられた。
特別編・出張版
- 特別編
- 2011年(平成23年)9月21日発売のアニメBD第4巻特典CD「未来ガジェットコンパクトディスク4号」に「特別編」が収録されている。パーソナリティは今井麻美、ゲストは宮野真守、花澤香菜、関智一[10]。
- マチ★アソビ出張版[11][12]
- 2011年(平成23年)10月8日に徳島市で行われたイベント「マチ★アソビ vol.7」の眉山林間ステージで、いとうかなこのミニライブを間に挟み「未来ガジェット電波局 マチ★アソビ出張版 & いとうかなこライブ」として開催された。公開録音ではなく、配信・CD等でのリリース予定はない。
- パーソナリティはレギュラーと同じ今井麻美とジョイまっくす。ゲストは松永孝之、ニトロくん、いとうかなこ。通常コーナーはなく、イベント独自の質問コーナーと告知コーナーが行われた。
ゲスト
回 |
配信日等 |
ゲスト |
肩書
|
H i B i K i
|
03 |
2009年09月25日 |
小林ゆう |
漆原るか 役
|
04 |
2009年10月02日 |
ジョイまっくす |
ニトロプラス最狂広報
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05 |
2009年10月09日 |
松原達也 |
原作プロデューサー
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06 |
2009年10月16日 |
後藤沙緒里 |
桐生萌郁 役
|
07 |
2009年10月23日 |
山本彩乃 |
天王寺綯 役
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08 |
2009年10月30日 |
林直孝 |
原作シナリオライター
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C77特 |
2009年12月29日 |
桃井はるこ |
フェイリス・ニャンニャン 役
|
C78特 |
2010年08月13日 |
宮野真守 |
岡部倫太郎 役
|
|
|
|
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ニ コ ニ コ 生 放 送
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01 |
2011年04月xx日 |
ジョイまっくす |
ニトロプラス最狂広報
|
02 |
2011年04月27日 |
後藤沙緒里 |
桐生萌郁 役
|
03 |
2011年05月11日 |
山本彩乃 |
天王寺綯 役
|
04 |
2011年05月25日 |
小林ゆう |
漆原るか 役
|
05 |
2011年06月08日 |
桃井はるこ |
フェイリス・ニャンニャン 役
|
06 |
2011年06月22日
|
いとうかなこ |
OP主題歌歌手
|
榊原ゆい |
ED主題歌歌手(FES 役)
|
07 |
2011年07月13日 |
関智一 |
橋田至 役
|
08 |
2011年07月27日 |
田村ゆかり |
阿万音鈴羽 役
|
09 |
2011年08月10日 |
宮野真守 |
岡部倫太郎 役
|
10 |
2011年08月24日 |
岩佐がく |
アニメーションプロデューサー
|
11 |
2011年09月14日 |
花澤香菜 |
椎名まゆり 役
|
|
12 |
2011年09月28日 |
志倉千代丸 |
原作者
|
BD4特 |
2011年09月21日
|
宮野真守 |
岡部倫太郎 役
|
花澤香菜 |
椎名まゆり 役
|
関智一 |
橋田至 役
|
BD7特 |
2011年012月21日
|
後藤沙緒里 |
桐生萌郁 役
|
小林ゆう |
漆原るか 役
|
桃井はるこ |
フェイリス・ニャンニャン 役
|
マチ出 |
2011年10月08日
|
松永孝之 |
フロンティアワークスプロデューサー
|
ニトロくん |
ニトロプラス広報
|
いとうかなこ |
OP主題歌歌手
|
出典
外部リンク
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ゲーム | | |
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メディア展開 | |
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登場人物・用語 | |
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音楽 |
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関連項目 | |
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カテゴリ |
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シングル | |
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アルバム | |
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声優ユニット | |
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参加作品 |
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ラジオ |
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関連人物 | |
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