Roblox Studio
Roblox Studio(ロブロックススタジオ)は、Roblox内のゲームを制作するために、Roblox Corporationが独自に開発した物理エンジンを備えたゲームエンジン。 プログラミング言語であるLuaを使用して、誰でもRoblox上にいろいろなジャンルのメタバースプラットフォームを作成することができる。 Roblox Studioによるゲーム開発Roblox Studioではユーザーが自らゲームを開発することができ、開発したゲームは全世界に向けて公開することもできる。 また、Robuxを利用したゲームパスを作成することで、プレイヤーに課金させることも可能である。 Roblox Studioは比較的扱いやすいゲームエンジンで、ブロックを置いていくだけで、簡単なアスレチックを作ることもできる。 Luaによる本格的なプログラム制作Roblox Studioでは、Luaを利用して本格的なゲームを作ることも可能である。例えば、ブロックに触れた際にプレイヤーが死ぬような仕組みにしたり、ブロックが自分で動くような仕組みにもできる。 スクリプトを使用することで、かなり凝ったゲームを制作することもできる。ここでは例としてプレイヤーが触れたときに死ぬブロックのスクリプトをあげる。 function onTouched(part)
local h = part.Parent:findFirstChild("Humanoid")
if h~=nil then
h.Health = h.Health-100
end
end
script.Parent.Touched:connect(onTouched)
このスクリプトでは、 プレイヤーが使用できるアイテムの制作Roblox Studioでは、プレイヤーが使用できるアイテムの制作をLuaで行うことができる。また、このアイテムに課金要素を付けることもできる。 アイテムでは、 ゲーム内容によっては、アイテムがメインになる場合もあるので、重要なポイントともいえる。 作ったアイテムは、StarterPackなどに格納しておくことで、プレイヤーがスポーンしたときにインベントリに入る。 3DオブジェクトのインポートRoblox Studioでは、Wavefront(.obj)と、FBX(.fbx)ファイルのインポートに対応している。 Blender等の3Dモデリングツールで制作したモデルを読み込むことができるため、Roblox Studioのみでは作れなかったゲームなども制作することができる。実際に、同時接続数が10kを超えるゲームはほとんど他の3Dモデリングツールも利用して制作されている。 しかし、Roblox Studioではポリゴン数が10000を超えるような3Dモデルは、インポートすることができないため、注意が必要である。 地形の作成Roblox Studioは、現実に近い地形を生成する機能がついている。海や池といった水も生成することができるため、ワールド生成に困る際には、利用すると便利である。 また、生成された地形をもとに自分好みに編集することができる。 洞窟の有無や、地形のバイオームについても細かく設定をすることができる。 また、地形にはシード値というものもあり、シード値を変更することで地形もシード値ごとに変化する。 逆に、シード値とバイオームが一致していれば、ほかの端末でも同じ地形を生成することができる。 Roblox StudioとChatGPTRoblox Studioには事前にプレイヤーのプログラムは組まれてあるので、プレイヤーのコードを書く必要がない。 そのためRoblox StudioはChatGPTとの相性が良く、プログラミング初心者でもレースゲームのようなものが作れてしまう。 ChatGPTの登場により、特にRoblox Studioでの初めてのゲーム制作は敷居が下がったといえるだろう。 若者からの搾取Robloxは若者からの搾取で成り立っていると問題視されている[1]。 換金してしまうとクリエイターのもらえる収益は減ってしまう。 ゲームクリエイターのほとんどが18歳未満なことを考えると、若者からの搾取ともいえるだろう。 脚注
出典関連項目外部リンク |
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