R-TUNED:Ultimate Street Racing
『R-TUNED:Ultimate Street Racing』(アールチューンド:アルティメイト ストリート レーシング)とは、セガのアーケードレーシングゲームである。同社の「頭文字D」、「アウトラン」シリーズに続くブランニュー作品。通称「R改」。 概要本作は今までにありそうでなかった「夜のストリートを駆け抜けるレースゲーム」をコンセプトに開発されたものである。スクランブルブーストを使って300km/h超の世界を堪能したり、コーナーにさしかかったらステアリングを切り込むだけでドリフトをして駆け抜けることができるなど、グランツーリスモのリアリティよりはリッジレーサーに通ずる爽快感を取ったところが大きい。また、「キャラバイナル」という名称で痛車を思い起こさせるようなグラフィックもチョイスできるのが特徴と言える。 プレイヤーは一人の走り屋となり、多くのライバルとバトルを重ねながら車種をコレクションしていく。チューニングは一台のクルマに対して行うのではなく、箱替えと呼ばれる方法でチューニングが施されたクルマを手に入れることになる。また、コレクションした車種の保存に使う専用のICカードは筐体から購入するのではなく、別途配置された専用の自販機から入手することとなる。 ゲームモード
キャラバイナル本作の最大の特徴でもあるのは、やはりキャラバイナルと呼ばれるドレスアップ手段において他にいない。ある程度ゲームを進めて、賞金も条件も満たすようになると、まるで痛車を思わせるグラフィックを選べるようになる。主たるところでは現ピアプロキャラクターズの初音ミク[1]や「サクラ大戦」の真宮寺さくらが登場する。また、古くからのセガマニアには欠かせないソニックももちろん登場する[2]。 実はこのキャラバイナルの採択を巡っては、当初のスタッフ会議でも賛否両論が渦巻いて紛糾したと言われている。理由としては「実際にクルマに乗っているドライバーの反応がよくない」こともあるが、その一方で「面白そうなのに・・・」というゲーム寄りの人からは「なぜ反対なのか」ということもあった。そこから議論を詰め、「キャラバイナルに抵抗がある人は使わなくてもいいし、逆にキャラバイナルを取り入れることによってレースゲームに興味がない人もゲームをしてもらえる」という結論に落ち着き、一般の人にも広く知られているボーカロイドシリーズやサクラ大戦シリーズなどに白羽の矢を立てて採用にゴーサインを出した。とはいえ、現在の痛車の主流ともなっている18禁ゲームは諸事情であえなくボツになった。結果的にこれが大当たり。蓋を開けてみればトップランカーにもキャラバイナルを使う人が増えており、今日のR改の人気を支える要因にもなっている[3]。 登場車種R改には国産スポーツカーをはじめ、アメリカン・マッスルカーも含めた20車種が参加している。ここでは、その車種リストを紹介する。
脚注
関連項目
外部リンク
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