PLAYFUL
『PLAYFUL』(プレイフル)は、堂本光一の5枚目のオリジナルアルバム[7]。2021年6月2日にジャニーズ・エンタテイメントから発売された。 概要前作『Spiral』から約6年ぶりとなる堂本光一5枚目のソロアルバム[8]。"PLAYFUL"には「遊び心のある」という意味があり[9]、その名の通り、エンタメに特化したソロアルバムとなっている[8]。楽曲は「今の自分が表現したらどうなるか」というコンセプトで集められており、堂島孝平作曲のものなど一部を除き、ほとんどは海外の作家による楽曲で[10]、本人によるオリジナル作品は収録されていない。初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3形態で発売[8]。 本作では「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シリーズで知られるスクウェア・エニックスとのコラボレーションが目玉となっているが、元々光一はファイナルファンタジーシリーズの大ファンであり、特に『ファイナルファンタジーXI』の総プレイ時間は900日以上を超えるほど[11]。そのことは制作を手掛けるスクウェア・エニックスの社内でも知られており、以前から何かできないかという話もあった[11]。そんな中、代表取締役の松田洋祐が光一の舞台に足を運び、「新しいエンタメを一緒にできないか」と発案したことからコラボレーションが実現し[10]、2019年の夏から制作が開始された[12]。のちに松田は、舞台で歌い踊りながら殺陣もこなす光一の姿に「CGなんじゃないかと思った」「これは生半可なものじゃダメだ」と言い出した本人にもかかわらずプレッシャーも感じたことを明かしている[13]。 初回限定盤Aにはハイスピード剣劇「V(ファイブ)」のショートムービーとメイキング映像を収録したBlu-rayもしくはDVDが付属する[8]。プロデュースおよび制作は映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』で共同監督、映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』でアニメーション総監督を務めた野末武志が手掛け、作曲および編曲は数々のスクエア・エニックス作品を手がける水田直志が担当した[11]。最新技術によってCG化された光一と実写の光一のハイブリッドで人間と物の怪の争いが描かれ[8]、光一は主人公の王と影武者を1人2役で演じている[11]。2021年4月25日にはこのムービーの完成を記念した『「堂本光一×SQUARE ENIX V Short Movie」完全版発表会』が行われた[14]。 初回限定盤Bにはインタビューのほかアルバムの1曲目「Tik Tik Tik」のミュージックビデオ、ダンスバージョンの映像を収録したBlu-rayもしくDVDが付属する[8]。通常盤には初回限定盤未収録の「Loving You Slowly」がボーナストラックとして収録される[8]。 また、発売を記念して、過去作品の音源のストリーミング配信が解禁され[15]、本作も8月18日より日本を含む世界169の国と地域で配信される[16]。 6月20日より本作を携えた全国アリーナツアーが開催されたが、スクウェア・エニックスとはこのツアーのグッズでもコラボレーションしている[11]。 特典・仕様
収録曲CD1 - 12曲までは全て共通。13曲目は通常盤のみ収録
DVD/Blu-ray初回盤A
初回盤B※約11分収録
チャート成績初週10.6万枚を売り上げ、6月8日発表のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得[2]。ソロ名義では前作『KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2』に続き、2作連続通算5作目の1位となった[2]。 また、Billboard JAPANのBillboard JAPAN Top Albums Salesでも108,699枚を売り上げ、2010年9月1日発売の『BPM』の発売初週販売数117,396枚に次ぎ、ソロ名義では2番目となる初週販売枚数を記録した[3]。 脚注
外部リンク |
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