PCLinuxOS(ピーシー・リナックス・オーエス)とは、Linuxディストリビューションの1つである。PCLOSと略して呼ばれることもある。
概要
デスクトップ指向のLinuxディストリビューションとして公開されており、GPLライセンスに従って配布されている。無償で利用することが可能なOSである。
歴史
Mandriva Linuxの前身である Mandrake Linux 9.2 をモデルとして、開発が開始された。 Mandrake の標準ではない独自の機能を追加し、カスタマイズすることによって、より使い易くする工夫が施されている。
PCLinuxOS としての最初のリリースは、2003年10月。当時 Mandrake Linux の主要な開発者でパッケージマネージャーの Bill Reynolds (一般には Texstar という名で広く知られる)が、新規Linuxディストリビューションとして公開した。PCLinuxOS 2007が公開されて以来、さらに世界的に注目を集めるようになり、主要な各言語版のフォーラムが存在する。
リリース
これまでのリリースは以下のとおりである[1]。
リリース日
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バージョン
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2003年10月
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PCLinuxOS としての最初のリリース
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2005年11月22日
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PCLinuxOS 0.92
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2006年 8月04日
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最小構成の PCLinuxOS 0.93a "MiniMe"
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2006年 8月09日
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最小構成の PCLinuxOS 0.93a "Junior"
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2006年 8月22日
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最小構成の PCLinuxOS 0.93a "Big Daddy"
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2007年 5月21日
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PCLinuxOS 2007
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2008年 1月
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最小構成の PCLinuxOS 2008 "MiniMe"
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2009年 3月11日
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PCLinuxOS 2009.1
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2009年 6月30日
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PCLinuxOS 2009.2
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2010年 4月19日
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PCLinuxOS 2010
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2010年 5月 5日
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PCLinuxOS 2010.1
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2010年 7月 5日
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PCLinuxOS 2010.07
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2010年12月15日
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PCLinuxOS 2010.12
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2011年 6月27日
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PCLinuxOS 2011.06
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2011年 9月23日
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PCLinuxOS 2011.09
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2012年 2月3日
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PCLinuxOS 2012.02
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2012年 8月22日
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PCLinuxOS 2012.08
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2013年 1月31日
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PCLinuxOS 2013.02
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2013年 4月8日
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PCLinuxOS 2013.04
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特徴
Mandrake Linux を元にして開発されているため、標準のデスクトップ環境は KDE が採用されている。オプションとして、GNOME や Xfce 、Openbox 、LXDE 、Enlightenment 環境で利用するためのパッケージも公式に提供されている。(GNOMEデスクトップについては、右図参考のこと。)デスクトップ・アプリケーションやシステム管理の仕組みには重複する特徴が多い。
ただし、特に以下の点は、Mandrake Linux とは異なる。
- Live CDとして提供されるが、ハードディスクへのインストールが可能。
- パッケージの基本的な管理は、APT、synaptic によって行う。採用されているパッケージ形式は、Mandrakeと同じくRPM。
- リマスタリング機能を利用することで、ユーザーは独自にカスタマイズした Live CD を簡単に作成することが可能。
関連項目
注釈
- ^ http://distrowatch.com/index.php?distribution=pclinuxos
外部リンク