Origa
ORIGA(オリガ、1970年10月12日 - 2015年1月17日[1])は、日本を拠点に活動したロシア人のシンガーソングライターである。本名はオリガ・ヴィターリエヴナ・ヤコヴレヴァ(ロシア語:Ольга Витальевна Яковлева/ラテン翻字:Ol'ga Vital'evna Yakovleva)である。既婚。一児の母。 略歴・人物ソビエト連邦ロシア共和国(現:ロシア連邦)ノヴォシビルスク郊外の農村生まれ。幼い頃からエストラーダ(ロシアの軽音楽)やロシア民謡に親しみ、9歳の時にテレビ出演して、兵役を終え帰郷する兵士についての歌を披露している。ペレストロイカ期に西側のポップ・ミュージックに初めて触れ、深い感銘を受ける。 元々は音楽教師志望で音楽学校に通っていたが、同校卒業間近の1991年夏にソ連を訪れた札幌大学の教授と偶然懇意になり、急遽日本に招かれる。卒業後の1991年11月に姉妹都市の交流プログラムの一員として来日する。札幌で3か月ホームステイする間に数々のコンサートやテレビ出演を重ねていたところをスカウトされ、1992年に札幌のインディーズ・レーベルからアルバムを発売している。 その後は1993年にロード&スカイ(浜田省吾やスピッツが在籍する事務所)と契約して、1994年にアルバム『ORIGA』で、メジャー・デビューを果たす。 1995年7月1日に『浜田省吾 with R&S INSPIRATIONS』の一員として、阪神・淡路大震災のチャリティ・ソング「我が心のマリア」でメイン・ヴォーカルを担当した。浜田省吾はOrigaの歌声を「本当にクラシーバ(ロシア語で“美しい”の意味)だよね。天使の歌声ですよね」と評している。 デビュー以降は日本とロシアを行き来する生活を送っていたが、1996年前後に日本に拠点を構える。作曲家の菅野よう子と組んで、コマーシャル・ソングやアニメソングを多く手掛けた。その縁から様々なアニメフェスにも参加している。 2011年、プラネタリウム番組「スターリーテイルズ -星座は時を超えて-」(KAGAYA Studio制作)で主題歌を担当した。これを皮切りに、姫神(2代目)の楽曲に参加する。その後もKAGAYAによるプラネタリウム番組の主題歌・挿入歌においても、姫神と共演し参加するなど、カナダのバンクーバーに移住してからも日本での仕事を続ける。東京でのスタジオワークの為に一年ぶりに日本に戻っていた2015年1月8日に神奈川の病院に入院、 1月17日午前8時20分に、肺がんによる心不全[2]のため死去[1]。44歳没。 作品シングル
アルバム
楽曲提供アニメ
ゲーム
参加作品
出典
関連項目
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia