NHK春日ラジオ放送所
NHK春日ラジオ放送所(えぬえいちけいかすがらじおほうそうじょ)は、福岡県春日市昇町にあるNHK福岡放送局のラジオ第1放送とラジオ第2放送の電波を送信するための施設である。 概要と歴史NHK福岡局は、開局こそ熊本局に先を越されたものの、第二次世界大戦前から、朝鮮半島・ユーラシア大陸に向けての重要放送拠点として位置づけられており、当初から大出力の放送を行うことが計画されていた。そのため、放送所の建設自体は開局後早い時期から始まっていたが、戦争により中断。 1950年頃に完成し、運用開始。第1・第2とも、100kWの大出力による放送が行われていた。しかし、1972年12月13日に中波再編に伴い熊本局のラジオ第2が500kWに増力された関係で、福岡局のラジオ第2は出力が半減されている[1]。 また、1980年代前半には老朽化を理由に数十メートルほど南へと送信所の移設工事が行われ、現在に至っている。 福岡県内のNHKの中波ラジオ送信所は、福岡局のここと、北九州局の響ラジオ放送所の2箇所しかない。そのため、北九州局のカバーエリア以外はもちろんのこと、長崎県の壱岐市・対馬市、佐賀県・熊本県・大分県の県境地域までもエリアとする。しかし、ラジオ第2については、筑後地方では熊本局(873kHz)の方が聴きやすいエリアが多い。 放送所のアンテナは、福岡空港RWY34ビジュアルアプローチにて左旋回するタイミングの目印としても活用されている[2]。 送信周波数等
所在地脚注
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