Nソウルタワー
Nソウルタワーとは、大韓民国の南山(ナムサン)の頂上付近に建つ塔である。ソウル特別市龍山区の南山公園内に位置し、旧名は「南山タワー」であった。この影響で「南山タワー」と呼ばれる事例も見られるものの、これは公式の名称ではない。また、Nソウルタワーは通称であり、この塔はニュース専門テレビ局のYTNが所有しているため、正式名称はYTNソウルタワーである。ただし、通例として「Nソウルタワー」と称されるため、本稿でも以降は、Nソウルタワーの表記で統一する。 概要
沿革
建物Nソウルタワーの所在地は、ソウル特別市 龍山区 南山公園ギル 105(龍山洞2街)である。塔の高さは236.7 mである。南山の高さは243 mなので、海抜からの高さは479.7 mである。この塔はソウル市内の各所から見えて、夜にはライトアップされた姿が浮かび上がる。テレビ・FMラジオ送信などを目的とした総合電波塔として建設されたが、展望台からはソウル市内を一望でき、気象条件が良ければ、西の方向のインチョン方面に黄海も見えるなど眺望が望め、観光地としても利用されている。なお、ドラマ「美しき日々」のロケ地に使用された事でも知られる。一方で、ソウル市内中心部であれば、多くの場所でNソウルタワーが見えるため、ソウル市内中心部におけるランドマークとして方向を知る際にも利用できる。 施設
アクセスNソウルタワーに行くためには、南山を登らねばならない。登山道を使えば、南山の麓からは徒歩でのアクセスも可能である。また、南山の麓と山頂を結ぶロープウェイである南山ケーブルカーが運行されているため、これを用いれば容易にアクセスできる。もちろん、南山への登りはロープウェイを利用し、降りは徒歩といった選択もできる。なお、付近の道路の関係で、南山ケーブルカーの山麓側の乗り場へは、地下鉄4号線の明洞駅で下車すると近い[1]。 放送施設としてのNソウルタワー※チャンネルは大韓民国の基準で表記。 地上デジタルテレビジョン放送送信設備デジタル放送では、親局を冠岳山に移したため、Nソウルタワーの放送施設は中継局に当たる。しかし出力は送信周波数が高いため、Nソウルタワー局の方が大きい。物理チャンネル番号は日本のチャンネル番号+1であり、日本の13chが韓国の14chに相当する。
地上アナログテレビジョン放送送信設備いずれも大韓民国内のトリを飾る形で2012年大晦日午前4時を回った時点で、アナログ放送電波は完全停波し、大韓民国はデジタル放送への移行を完了した。停波式典はKBSの施設で行われた。
FMラジオ放送送信設備
地上波DMB放送送信設備
脚注関連項目
外部リンク |
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