Macintosh Quadra 800
Macintosh Quadra 800はAppleによって設計、製造され、1993年2月から1994年3月まで販売されていたパーソナルコンピュータである。同じハードウェアを持つApple Workgroup Server 80もここで記述する。 位置付けAppleの製品ラインナップにおける既存機種のQuadra 700と同950の間の層を補うように追加された。RAMの規格が新世代のものとなった(後述)ものの、VRAMの拡張性は低下した。 ハードウェア筐体:新設計となった。当時のCD-ROMの需要の高まりを受けて、5インチのオープンドライブベイを備える。一部の構成には、ここにAppleCD 300i 倍速CD-ROMドライブが内蔵されている。後継機種のPower Macintosh 8100と物理的互換性があるため、Appleによるアップグレードサービスが有償提供された。 RAM:72-pin SIMMを新たに採用した。 ビデオ:ロジックボードに直接512KBのVRAMを搭載しており、16インチのサイズのモニターで256色(8ビット)のサポートを提供できる。2つのVRAM SIMMスロットを使って、上限の1MBまで増設することで、32,768色(16ビット)での表示が可能になる。なお既存のQuadra 700や900は2MBまで増設して24ビットカラーに対応できたため、この点は劣る仕様となった。同等以上のビデオグラフィック能力を求める場合は、NuBusスロットにビデオグラフィックボードを導入する必要がある。 その他:SCSIポート、2つのADBポートと2つのシリアルポート、3つのNuBusスロット、プロセッサダイレクトスロット、モノラルオーディオ入力、およびステレオオーディオ出力が搭載されている。AAUIイーサネットポートが含まれるかどうかは、地域によって異なった。 構成1993年2月10日発表:
1993年3月22日発表
脚注
外部リンク
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