Kindle Fire HDX
Kindle Fire HDX(キンドルファイアエッチディーエックス)およびFire HDX(ファイアエッチディーエックス)はAmazon.comが販売していたタブレット端末である。7インチと8.9インチの2種類が存在する。米国ではWi-Fi+LTE版も販売されていたが、日本ではWi-Fiモデルのみ販売された[1][2]。 デザインハードウェア7インチと8.9インチはともにクアルコムのSnapdragon 800プロセッサーを搭載している。どちらのモデルも前面に720P HDビデオ撮影ができる1.2メガピクセルのカメラを有している。8.9インチモデルは背面に1080p撮影が可能な8メガピクセルカメラを搭載している。外形はプラスチックの角で盛り上がり角ばっており、電源と音量ボタンは後部に位置している。搭載されている2つのスピーカーはドルビーデジタルプラスに対応している。通常使用で満充電から12時間はバッテリーが持つとされている。 Kindle Fire HDX 8.9の後継であるFire HDX 8.9はクアルコムのSnapdragon 805プロセッサーを搭載している。サウンド機能はドルビーアトモスに対応し、Wi-FiはIEEE 802.11acに対応した結果、僅かながら旧モデルより重くなっている。 ソフトウェアKindle Fire HDXの両モデル共にAndroid 4.2.2のフォークであるFire OS 3を使用する。ボタンを押せばいつでも無料の技術サポートが受けられるMayday機能(日本ではFire HDX 8.9のみMayday対応[3])がある他、クラウドを利用し高速化したブラウザー「Silk」、ゲームやアプリ、アマゾンが提供するメディアコンテンツを購入するためのアマゾンアプリストアがある。Fire HDX 8.9はFire OS 4「Sangria」を使用しており、Fire OS 4はUIの改善や複数アカウント用のプロフィール(環境設定やアカウントごとの設定を含む)が特徴[4]。 MaydayPC雑誌のサッシャ・セガンは「Maydayボタンを押せば15秒以内にアマゾンのオペレーターが画面のビデオチャットウィンドウに現れKindle Fireに関する質問に答えてくれる。彼/彼女は何のアプリをダウンロードすればいいのかさえも教えてくれる」と言及した。彼のKindle Fire HDX 7についてレビューではMaydayの遠隔ビデオサポート機能を「革命的」でアマゾンの最もわくわくする機能と呼んだ。 Fire OSのUIFire HDXのUIは最近使用したアプリやダウンロードコンテンツがスライダーに表示される。また、下にスワイプするとインストール済みのアプリが一覧で表示される[5]。文書やビデオ、音楽、本も同様である。
脚注
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