AbeBooks
AbeBooks(エイブブックス)は7ヶ国で展開する世界的な電子商取引のオンライン取引市場である。50ヶ国以上の販売者から本やファインアート、収集品などが出品されている。 2008年1月、Amazon.comがAbeBooksを買収し[1]、その傘下にある。 歴史
AbeBooksはカナダのブリティッシュコロンビアのビクトリアに本社を構え、ドイツのデュッセルドルフに欧州事務所がある。Abebooksは北アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、スペインでサイトを運営しており、数百万の商品が販売されている。大半の本は中古本、希少本、初版本、絶版本で数は増え続けている。 最も高値で販売された出品物AbeBooksは高価な希少品や収集品が取引されていることでも知られている。2015年2月にAbeBooksは当時としては最も高価な売上を記録した。貴重な鳥類学の本がAbeBooksのオンライン上で191万ドル(約2億2650万円)[13]で売却された[14]。ウェブサイトは定期的に直近の高価なセールを報告している[15]。 在庫の検索可能性AbeBooksのユーザーは多くの個人書店の本の一覧表を横断検索することができる。書店の経営者はそれにより大手書店との競争が可能になった。多くの書店が店頭販売を維持する一方で、オンライン専業に踏み切る書店も一部存在する。 販売者は彼らの在庫情報をAbeBooksのデータベースにアップロートし、商品の状態や価格を含めたそれぞれの本の情報を明示する。 価格は固定(最少額は1ドル)でありオークション制度はない。商品は極めて一般的なものから数百部程度は存在すると思われるものや数千ドルの価値がある本当にただ一つしか存在しない原稿物など幅広い。本に加えて、雑誌やオーディオブック、ジャーナル、イラスト、時代物の写真、エフェメラの紙などが販売されている 販売者AbeBooksは当初販売する本の数に応じた均一料金であったが、この仕組みは2000年代早期に販売手数料を含めて変更された。 現在、AbeBooksで販売する場合の手数料等は以下の通りである。 1.月額課金(必要):販売者はサイトに出品するために月額課金を支払う。課金額は本の出品数に応じて決まり、最少額は25ドル(500冊以下)で最高額は500ドル(50万冊以上)[16]。この月額課金料金は2008年4月以降に導入された。 2.販売手数料(必要):販売者は本が売れた場合、本の価格と送料の合計額の8%の販売手数料を支払う[16]。2008年に同社は本の価格と送料の合計額の13.5%を販売手数料として請求していたが、現在は手数料は合計額の8%に設定されている。 3.追加手数料(例外あり):AbeBooksでの商品のクレジットカード購入に5.5%分の追加請求(500ドルを超えた部分は3.5%)[16]。 2006年4月、AbeBooksはそれまで任意だったマスターカードとVISAクレジットカードでの購入処理を販売者を代理して一括で行い、5.5%分(500ドルを超えた部分は3.5%)を追加請求すると規定した。AbeBooksでクレジットカードを使わずにペイパルなどの外部の支払いサービスを購入者が選択した場合には適用されない。 販売者は、様々な国向けや運送業者に応じた送料のレートを自分で設定することが出来る(制限あり)。またサイトのインターフェースか自身の表計算ソフトを使って在庫をアップロードすることが可能である。販売商品は書店から直接郵送されるが、一部の販売者は卸売業者または出版社から直接新刊を送ってくる。AbeBooksは間違いなく類似サイトの中では最大であるが、AbeBooksに出品している販売者の大半はAmazon.com、Biblio.com、Half.comなどの複数の類似市場にも出品している。 ウェブサイトAbeBooksのローカライズされた店舗はセレクションと価格の面で異なり、トップレベルドメインとカントリーコードで区別されている。
他にもfillz.com、bookfinder.com、librarything.comなどのサイトがある 情報源
参考文献
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