KING OF PRISM -PRIDE the HERO-
『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(キング・オブ・プリズム プライド・ザ・ヒーロー)は、2017年に公開された日本のアニメーション映画。2013年に放送されたテレビアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』の公式スピンオフ作品で、2016年1月に公開された『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の続編である[3]。 概要前作『KING OF PRISM by PrettyRhythm』が2016年1月の公開後、興行収入8億円・観客動員約48万人の大ヒットを記録したことを受けて、2016年9月11日に東京国際フォーラムで開催されたイベント「KING OF PRISM Over the Rainbow SPECIAL THANKS PARTY!」の席上で、続編となる本作の制作が発表された[4]。 前作の封切館は14館であったが、本作では56館に拡大[5]。また、韓国でも日本と同日に上映を開始した[6]。中国大陸・香港・台湾でも上映が決定しており、北米からもオファーがあることが試写会の席上で明かされている[7]。 公開初日と翌6月11日の土・日2日間で、観客動員は約4万7000人、興行収入は8000万円を記録して、初登場7位となった(興行通信社調べ)[8]。 2018年6月10日に開催された出演声優たちによるライブイベント『KING OF PRISM Rose Party 2018』にて、本作の続編となる『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の制作が発表された。続編は、2019年春から全12話のテレビアニメシリーズとして放送されたが、テレビ放送前の2019年3月2日より、テレビアニメシリーズを3話ごと4編集された「劇場編集版」4編が映画館で上映された[9][10]。 ストーリー名門プリズムスター養成校・エーデルローズのファン感謝祭でOver The Rainbowの無期限活動休止が発表された直後、新入生の一条シンが新時代の幕開けを予感させる鮮烈なデビューを飾ってから季節は過ぎ、冬が訪れようとしていた。打倒・氷室聖に執念を燃やすシュワルツローズ主宰の法月仁はさらなる攻勢を仕掛け、速水ヒロの持ち歌であった「pride」の著作権をエーデルローズに押し付けた莫大な債務の不履行を盾に差し押さえ、自校の特待生である如月ルヰを新たな「pride」の歌い手としてデビューさせる。そればかりでなく、Over The Rainbowの活動休止によって空いた隙間へ強引にねじ込む形で高田馬場ジョージが率いる新グループのThe シャッフルを大々的に売り込み、財政面からも十王院カケルが会社を継ぐことを快く思っていない十王院ホールディングス常務の真田と結託してエーデルローズへの融資全額引き上げを目論んでいた。 エーデルローズの寮生たちが先行きに不安を感じる中、大和アレクサンダーとの対決を引き分けに持ち込むのがやっとだった仁科カヅキは、Over The Rainbowの活動休止を区切りとして後輩の香賀美タイガに後を託してエーデルローズを離れ、ストリート系の第一人者でかつて聖や仁とプリズムキングの座を争った「三強」の黒川冷に弟子入りを志願する。一方、コウジとの確執の原因から友情の証へと変わった「pride」をシュワルツローズに奪われたヒロは深刻なスランプに陥り、忽然と姿を消してしまう。 雪が降る日の晩、ルヰと初めて会った河川敷で再会したシンはルヰに誘われて2人でプリズムショーを踊る。そして、各人が様々な思いを胸に秘める中、波乱に満ちたプリズムキングカップの幕が開けるのであった──。 キャストこの他、前作では台詞が無かった『レインボーライブ』のメインキャラクターたちも数シーンで登場しており、エンドロールのキャストに記載されている。 スタッフ
楽曲→「KING OF PRISMのディスコグラフィ」を参照
エンディングテーマ
挿入歌挿入歌は前作の倍以上の合計13曲が使用されている[13]。
作品の評価ぴあ調査の2017年6月9日・10日公開の映画初日満足度ランキングでは、新作10本中で第1位となった[5]。 出典
外部リンク |