KILL FUCK DIE
『KILL FUCK DIE[注釈 1]』は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、W.A.S.P.が1997年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[3]。 背景1990年にバンドを脱退したオリジナル・ギタリストのクリス・ホルムズが再加入を果たした。ただし、ホルムズは2018年のインタビューにおいて「俺はこのアルバムで、そんなにたくさんのギターを弾いていなくて、2曲でソロを弾いたぐらいだったかな」と語っている[4]。また、本作ではステット・ホーランドがドラマーとしてクレジットされているが、実際にはドラムマシンが使用されており、ホルムズは前述のインタビューで「誰かさん(ブラッキー・ローレス)は、ロックンロール界における自分の地位をマリリン・マンソンに脅かされるのを恐れたんだよ」とコメントしている[4]。 反響・評価イギリスでは1997年4月12日付の全英アルバムチャートで94位を記録するが、翌週にはチャート圏外に落ち、以後イギリスでは、『ゴルゴタの丘』(2015年)が全英50位を記録するまで、W.A.S.P.のアルバムが全英トップ100入りすることはなかった[2]。 Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「バンド・サウンドは驚くほど精力的だが、彼らのお決まりであるセックスと血の描写は、10年前の彼らのセルフ・パロディという領域でしかない」と評している[5]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「往年の毒気が復活、ダイナミックで攻撃的なサウンドはかなり刺激的」と評されている[1]。 Eduardo Rivadaviaが2014年に選出した「Top 10 W.A.S.P. Songs」では、本作からの「U」が8位となり、音楽性について「面白味のあるインダストリアル・ミュージック色が取り入れられているが、彼ら本来の苛烈なショック・ロックの一刺しは失われていない」と評されている[6]。 収録曲全曲ともブラッキー・ローレスとクリス・ホルムズの共作。 日本盤
アメリカ盤・ヨーロッパ盤
参加ミュージシャン脚注注釈
出典
外部リンク
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