2022年にジャパンラグビーリーグワンの創設と共に設けられた「NTTジャパンラグビー リーグワン アワード」のうち、ジャパンラグビーリーグワンの歴代個人受賞者を記載する。便宜上、チーム受賞の項目も一部記載する。
個人表彰
個人を対象にした賞は以下の通り[1][2]。
- MVP:2022シーズンを除き、各DIVISIONごとに授与。
- 新人賞:以下の条件から、メディア・監督/ヘッドコーチ・キャプテン・ファン・表彰選考委員会の投票で決まる[2][3]。
- DIVISION1所属チームに在籍。
- 高校・大学から新年度から(4月1日から)入団した新人、および、他国エリートリーグ未経験者でシーズン初登録の選手。
- チームの実施試合数に対する出場数が50%以上。
- レッドカード、出場停止などの処分を受けていない選手。
- アーリーエントリー選手は、新人賞に選ばれなければ、次シーズンも条件を満たすことで同賞の選考対象となる。
- 得点王:リーグ戦での得点数が最多となる選手。2023-24シーズンから各DIVISIONごとに授与。
- 最多トライゲッター:リーグ戦でのトライ回数が最多となる選手。2023-24シーズンから各DIVISIONごとに授与。
- ベストキッカー:リーグ戦でのゴールキック成功率が最多となる選手。チーム内キック数の50%以上を担当した選手が対象。2023-24シーズンから各DIVISIONごとに授与。[4]
- ベストラインブレイカー:Opta(英語版)による計測データをもとに、ディフェンスラインをランニング、キック、インターセプトで突破した回数において、最多となる選手。50%以上の試合に出場した選手が対象。2023-24シーズンから各DIVISIONごとに授与。[4]
- ベストタックラー:Opta(英語版)による計測データのタックル数でトップ10に入る選手のうち、タックル成功率が最も高かった選手。50%以上の試合に出場した選手が対象。2023-24シーズンから各DIVISIONごとに授与。[4]
- 優秀ヘッドコーチ賞:各DIVISIONの優勝チームの監督/ヘッドコーチに授与。
- ベストホイッスル賞:DIVISION1リーグ戦の50%以上を担当したレフリーを対象に、DIVISION1各チームからの投票数で決まる[2][3]。
- 功労賞:2022-23シーズンから設定。
- ベストフィフティーン:リーグ戦終了時点で、以下の条件を満たしているDIVISION1の選手を対象に、チーム・メディア・ファン・表彰選考委員会の投票結果をもとに選出する[2][3]。
- 所属チームが実施した試合の50%以上に出場した選手(途中出場も含む)。
- ポジションが複数該当する場合は、原則、出場機会の多かったポジションとする。
- レッドカードや出場停止の処分を受けた選手は対象外。
- プレイヤーズ・チョイス・プライズ:数値によらず、選手たちが自ら受賞対象選手を選ぶ賞として、リーグワンに所属する全チームの選手によって各賞を選出する。プレーヤー・オブ・ザ・シーズン、ゴールデンショルダー、社会貢献賞の3つの賞がある。詳細は後述。
- 100試合出場達成選手:トップリーグのリーグ戦とリーグワンの公式戦出場試合数を合算。100試合目となる試合終了後に試合会場で表彰を行っている。
受賞者一覧
MVP / 新人賞 / ベストホイッスル賞
得点王
最多トライゲッター
ベストキッカー
シーズン
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ベストキッカー(成功率)
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備考
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DIVISION1
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DIVISION2
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DIVISION3
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2022
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エスピー・マレー (横浜E)【初
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92.1% G27/28 PG8/10
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設定なし
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設定なし
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[10]
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2022-23
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松田力也 (埼玉WK)【初】
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85.5% G37/42 PG16/20
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設定なし
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設定なし
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[11]
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2023-24
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ブリン・ガットランド (神戸S)【初】
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83.5% G66/82 PG20/21
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ティアン・スワネポール (GR東葛)【初】
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75.5% G31/40 PG6/9
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ピアーズ・フランシス (WG昭島)【初】
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82.2% G29/35 PG8/10
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[12]
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ベストラインブレイカー
シーズン
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ベストラインブレイカー(回)
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備考
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DIVISION1
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DIVISION2
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DIVISION3
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2022
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根塚洸雅 (S東京ベイ)【初】
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22回
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設定なし
|
設定なし
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[5]
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2022-23
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木田晴斗 (S東京ベイ)【初】
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23回
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設定なし
|
設定なし
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[6]
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2023-24
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尾﨑晟也 (東京SG)【初】
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30回
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レメキロマノラヴァ (GR東葛)【初】
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17回
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金澤徹 (江東BS)【初】
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14回
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[4]
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ベストタックラー
優秀ヘッドコーチ賞
功労賞
ベストフィフティーン
ベストフィフティーンは、DIVISION1出場選手について、以下の条件と投票によって選出される[13]。
- DIVISION1所属チームの選手のうち、各チームが実施した試合の50%以上に出場した選手(途中出場も含む)。
- 各ポジションのうち、ロック、フランカー、ウイング、センターは2名ずつ選出され、ポジションの左右は考慮されない。複数のポジションが該当する場合は、原則、出場機会の多かったポジションを、所属チームとの確認で定める。
- メディア・監督またはヘッドコーチ・キャプテン・ファン・表彰選考委員会投票の投票数によるポイントをもとに、表彰選考委員会で決定。
- レッドカードや出場停止などの処分を受けた選手は、選考の対象外。
フォワード
「※印」は、トップリーグからの通算。
バックス
「※印」は、トップリーグからの通算。
プレイヤーズ・チョイス・プライズ
プレーヤーズ・チョイス・プライズは、リーグワン創設に合わせて新設された賞。選手たちが自ら受賞対象選手を選ぶ賞として、リーグワンに所属する全チームの選手によって各賞を選出する。「スタッツ(数値)だけでは表れない、選手たちが直に感じたプレーや活動に対して敬意を表し、表彰するもの」としている[14]。以下の3種類がある。
- プレーヤー・オブ・ザ・シーズン:対戦相手として、最も苦しめられた選手に贈られる賞[14]。DIVISIONごとに授与。
- ゴールデンショルダー:数字には表れない、実際に受けたタックルから選ぶベストタックラーに贈られる賞[14]。DIVISIONごとに授与。
- 社会貢献賞:積極的に社会貢献活動に寄与した選手またはチームに贈られる。チームからのエントリーにもとづき、選手代表者による投票で決定する[14]。主にチーム受賞となるが、選手が受賞する可能性があるため、便宜上ここでも扱う。
プレーヤー・オブ・ザ・シーズン / ゴールデンショルダー
社会貢献賞
シーズン
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社会貢献賞
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受賞理由
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備考
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2022
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シャイニングアークス東京ベイ浦安【初】
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遠隔操作型の分身ロボ、オリヒメを使ったラグビー選手と地域の人々をつなぐ新しいコミュニケーションの先進的な取り組み。スポーツの未来への可能性を感じさせた。
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[15]
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2022-23
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NTTドコモレッドハリケーンズ大阪【初】
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dポイントを活用した継続的な支援の実現と長期療養児が社会で学べる環境があることを知ってもらうことに貢献。更に、選手も彼らからエネルギーをもらっているという相乗効果があるところが、多くの共感を得た。
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[16]
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2023-24
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静岡ブルーレヴズ【初】
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笑顔をつなぐ司令塔として、社会課題の解決の取り組みや普及活動に高い評価が集まった。
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[17]
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日野レッドドルフィンズ【初】
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セネガル共和国へ定期的に支援物資を届ける活動、及びこの活動によって、将来日本ラグビー界で活躍するセネガル人選手が輩出されることにも期待が集まり、評価につながった。
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[17]
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100試合出場達成選手
関連項目
脚注
注釈
出典
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2024-25 参加チーム |
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過去のチーム | |
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シーズン |
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スコッド | |
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関連項目 | |
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過去の大会 | |
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