IAAFワールドアスレチックツアーIAAFワールドアスレチックツアー(IAAF World Athletics Tour)は、2005年に国際陸上競技連盟によって設置され2006年から2009年まで実施されていた、25の陸上競技大会で構成される世界巡業である。このツアーの各競技大会の開催時期は例年2月から9月である。各競技大会の実施日程は概ね1日である。このツアーでは1年を単位として指定されたポイントによる成績上位者を選出し、各種目7位までの選手にIAAFワールドアスレチックファイナルの出場権が授与された[1]。25大会とは別の各大陸協会が指定する大会でも、成績に応じてポイントが加算された[2][3]。 ツアーの各大会は競技水準により3つに大別され、最上位にIAAFゴールデンリーグとIAAFスーパーグランプリ、次位にIAAFグランプリが位置づけられた[4][5]。このツアーはゴールデンリーグ6大会・スーパーグランプリ5大会・グランプリ14大会から成っている。スーパーグランプリとグランプリを併せて「ワールドグランプリシリーズ」と呼ぶこともある[6]。 このツアーは2009年度をもって終了し、構成していた各競技大会は2010年度からIAAFダイヤモンドリーグとIAAFワールドチャレンジへと再編された。 ポイントシステム選手はこのツアーが指定した各大会でポイントを獲得した[1]。例えばグランプリの各大会各種目での優勝選手が10ポイントを獲得、以下順位に応じたポイントの授与が規定された。ゴールデンリーグおよびスーパーグランプリの各大会では、グランプリの倍のポイントが規定された。例外として1500メートル競走以上の中距離走では、9位から12位の選手にもポイントが授与された。またゴールデンリーグ・スーパーグランプリ・グランプリの大会において世界新記録を樹立した選手には6ポイント、世界記録タイを記録した選手には3ポイントが授与された。また、各大陸協会が指定したエリア大会でも1位から4位までの選手にポイントが授与された[1]。
大会一覧ゴールデンリーグ→詳細は「IAAFゴールデンリーグ」を参照
スーパーグランプリ→詳細は「IAAFスーパーグランプリ」を参照
グランプリ→詳細は「IAAFグランプリ」を参照
脚注
外部リンク |