FireAlpaca
FireAlpaca(ファイアアルパカ)とは、株式会社ピージーエヌ[1]が開発・提供を行うペイントソフトである[2]。広告の表示で開発費を賄うフリーソフトであるが、広告を排した有料版がSteamで販売されている。また、クラウド機能を搭載した姉妹ソフトの「MediBang Paint」も存在する。 特徴FireAlpacaはシンプルな機能と操作性で、初心者でも扱いやすいソフト[2][3]として広く提供されている。省メモリで動作が軽いのも特徴としている。世界の10言語に対応し、高頻度のバージョンアップにより機能の改善や向上が図られている。起動時に1度だけスポンサーのバナー広告が表示されるかわりに、全機能が無料で提供されている。2023年11月現在、全世界で1800万回以上ダウンロードされている[3]。 同じく無料で使用できるMediBang Paint Proは、本ソフトを基に開発されている。そのため、機能や操作に共通点が多く、MediBang Paint Proのリリース当初のソフト名はCloudAlpacaで、アイコンも本ソフトと共通のアルパカのキャラクターだった[4]。その後は、それぞれが独立してアップデートが行われており、本ソフトのみが備える機能が複数追加されている。大きな違いとして、MediBang Paintはクラウド機能の搭載により、原稿をクラウドに保存してチームで共同制作できたり、フォントやスクリーントーンなどの素材をクラウドから追加できるなど、より漫画制作に適している。 FireAlpacaはフリーのソフトウェアでありながら、2011年のリリース以来、長期にわたり機能追加や不具合のアップデートが行われているのも特徴である。たとえば2022年は21回のアップデートが行われた。 主な機能ソフトの主な機能は以下の通り[5]。
有料版有料版のFireAlpaca SEもリリースされており、以下の機能が追加されている。Steamで販売されており、買い切りで利用可能[6]。
スポンサー企業FireAlpacaは、スポンサー協賛した企業の広告を、ツール起動時に表示されるソフトウェア広告とWebバナー広告に掲載し、その広告費によって運営されている[3]。 2023年現在、5つのスポンサーが存在する[7]。
関連書籍
関連項目
脚注
外部リンク
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