CPR (バンド)
CPR(クロスビー・ピーヴァー&レイモンド、英: Crosby, Pever&Raymond)は、シンガーソングライターのデヴィッド・クロスビー(David Crosby)(ザ・バーズ及びクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの創設メンバー)、セッション・ギタリストのジェフ・ピーヴァー(Jeff Pevar)、およびクロスビーの息子でキーボーディストのジェームス・レイモンド(James Raymond)からなるジャズ・ロックバンド。 概要1995年、デヴィッド・クロスビーは生体肝移植手術を受けた。手術をきっかけに、ジェイムス・レイモンドという若い男と会う。彼は、クロスビーと1960年代に関係を持った、セリア・クロフォード・ファーガソンと言う女性が養子に出した実の息子であった。レイモンドは以前、実の母親と面会した際、実の父親がクロスビーであることを知らされており、手術のニュースをきっかけに会うことを決心したと言う。遺伝子の力か、既にレイモンドは成功したミュージシャンとして活動していた。親子の面会は静かに行われ、好きな音楽の話から始まった。その後、親子の交流は深まり、クロスビーとレイモンドは共に継続した活動をする事を検討し始めていた。 クロスビーとレイモンドが共作した最初の曲「モリソン」は、1997年1月に初めてライブで演奏された。オリバー・ストーン監督の映画『ドアーズ』(1991年) を見たクロスビーは、映画の中でのジム・モリソンの描写に対するクロスビーの相反する感情を思い出させた。クロスビーはインスパイアされ作詞を行い、出来上がった歌詞をレイモンドに渡して曲を書かせてみた。その出来の良さに感嘆したクロスビーは息子と共にバンドとして活動する事を決めた。そこに以前からライブ等で共演する事の多かったジェフ・ピーヴァーに声を掛け、バンドは結成された。1997年の最初のツアー成功により、1998年3月リリースのスタジオ・アルバム『CPR』が生まれた。 2枚目のスタジオ・アルバム (2001年の『Just Like Gravity』) といくつかの成功したツアーに続いて、グループは名目上2004年に解散した。クロスビー&ナッシュとクロスビー、スティルス & ナッシュのツアーバンドの一部として父親と一緒に演奏を続けることに加えて、レイモンドは『Croz』やその後のソロ作品と関連するツアーのほとんどで音楽監督を務めてきた。 ピーヴァーとレイモンドは、2017年リリースの『スカイ・トレイル』でもバンド・メンバーであった。2005年から2006年まで、ピーヴァーはレイモンドと共にクロスビー、スティルス&ナッシュ・ツアー・バンドのメンバーであった。2017年、トリオはドラマーのスティーヴィー・ディスタニスラオ、キーボーディスト/ボーカリストのミシェル・ウィリス、ベーシストのマイ・アガンと共にデヴィッド・クロスビー&フレンズの名義で再びツアーを行った。その同じラインナップは、2019年にデヴィッド・クロスビーとスカイ・トレイルズ・バンドとして再びツアーを行った. 2020年には、『CPR』と『Just Like Gravity』両方のスタジオ アルバムがBMGレーベルから再発売された。2021年には両ライブ・アルバムも再発売された。このときCPRについて、デヴィッド・クロスビーは次のように語っている。
ピーヴァーのこれまでの唯一のソロ・アルバム (2012年の『From the Core』)は、オレゴン・ケーブス国定記念物で録音された。 ディスコグラフィー
外部リンク脚注
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