CAMERA EGAL STYLO / カメラ=万年筆
『CAMERA EGAL STYLO/カメラ=万年筆』(カメラ・エガール・スティロ/カメラ・イコール・まんねんひつ)は、ムーンライダーズの6枚目のオリジナル・アルバム。1980年8月25日発売。 解説クラウン・レコード在籍時の最終スタジオ・アルバム。一般的には、日本語読みの『カメラ=万年筆』で呼ばれる。 コンセプトは『架空の映画サウンド・トラック』で、鑑賞した映画作品を、独自の解釈で楽曲化するというもの。アルバム・タイトルは、フランスの映画理論『カメラ万年筆』より。B面は『太陽の下の18才』からで、この曲と『第三の男』、『ロリータ・ヤ・ヤ』のみカバー。 前作から映画がモチーフの曲はあったが、本作では全てが映画作品に関連している。楽曲は同名映画からインスパイアを受けているが、映画から曲を作ることもあれば、曲から映画に当てはめることもあった。内容は映画に則さず、勝手な解釈でもいいとのこと。過去にライブで演奏することは殆ど無く、メンバーも映画が先に浮かんでしまい、楽曲自体を思い出せなかったという(JAPAN ぐる~ヴ、2016年11月13日、鈴木慶一の発言)。 前作以上に実験的な作品となっている。鈴木慶一は、周囲がニューウェーブ熱ですごかったので、本作からの三作を急いで作ったと話し、制作中は何を作っているかわかってなかったという。 最後の『大都会交響楽』は2011年発売のスペシャルエディション盤では演奏時間が43分となっているが、これはオリジナルのアナログ盤に施された特殊な仕掛け、すなわちアナログ盤ではピックアップ部を持ち上げないと(盤と針の物理的耐性を度外視すれば)半永久的に最内周(一般的なアナログレコードでは無音の部分である)がループするという仕様を利用したエンドレス再生を、CDの仕様で可能な形で再現しようとしたため。 収録曲全編曲:ムーンライダーズ
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