2020年栃木県知事選挙

2020年栃木県知事選挙
栃木県
2016年 ←
2020年11月15日 (2020-11-15)
→ 2024年

投票率 38.73%(増加5.46%)
 
候補者 福田富一 田野辺隆男
政党 無所属 無所属
得票数 416,628 204,116
得票率 67.12% 32.88%

選挙前知事

福田富一
無所属

選出知事

福田富一
無所属

2020年栃木県知事選挙(2020ねんとちぎけんちじせんきょ)は、2020年11月15日に投票が行われた栃木県知事を選出するための選挙である。

概要

  • 現職の福田富一の任期満了(2020年12月8日)に伴い執行。自由民主党公明党両党の県組織が推薦する現職の福田と無所属県民党を掲げ主要野党が側面支援する田野辺との一騎打ちとなった。

選挙データ

告示日・執行日

  • 告示日:2020年10月29日
  • 実施日:2020年11月15日
  • 2020年10月28日現在の県内有権者数:1,633,313名(男性812,797名、女性820,516名)[1]

同日選挙

  • 宇都宮市長選挙(11月8日告示)

立候補者

(届け出順)

氏名 年齢 党派 現元新 職業・肩書 ホームページ
田野辺隆男
(たのべ たかお)
60 無所属 NHK宇都宮放送局局長
自動車運行請負会社社長
たのべたかお(田野辺隆男)オフィシャルサイト
福田富一
(ふくだ とみかず)
67 無所属 栃木県知事(現職)
宇都宮市長
栃木県議会議員
栃木県知事 福田富一【福田とみかず】後援会総連合会ホームページ

タイムライン

2020年
  • 6月5日 - 田野辺が立候補を正式に表明[2]
  • 8月7日 - 福田が5選を目指し立候補を正式に表明[3]

開票結果

各候補の得票率

  福田富一 (67.12%)
  田野辺隆男 (32.88%)

投開票の結果、福田が5選を果たした。田野辺は出身の芳賀町を除き福田に及ばなかった。

※当日有権者数:1,618,928人 最終投票率:38.73%(前回比:+5.46pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
福田富一67無所属416,628票67.12%自由民主党栃木県連・公明党栃木県本部
田野辺隆男60無所属204,116票32.88%
市町別開票結果
市町 福田富一 田野辺隆男
得票 % 得票 %
合計 416,628 67.12% 204,116 32.88%
宇都宮市 108,420 61.98% 66,502 38.02%
足利市 23,806 65.33% 12,633 34.67%
栃木市 33,102 69.48% 14,540 30.52%
佐野市 23,935 70.01% 10,252 29.99%
鹿沼市 22,429 74.16% 7,815 25.84%
日光市 21,438 74.46% 7,355 25.54%
小山市 26,503 64.40% 14,653 35.60%
真岡市 16,727 69.91% 7,199 30.09%
大田原市 16,741 74.56% 5,712 25.44%
矢板市 8,170 71.63% 3,236 28.37%
那須塩原市 25,793 71.26% 10,405 28.74%
さくら市 10,678 70.99% 4,364 29.01%
那須烏山市 7,341 72.13% 2,837 27.87%
下野市 13,196 66.24% 6,724 33.76%
上三川町 6,594 70.49% 2,760 29.51%
益子町 6,102 67.88% 2,888 32.12%
茂木町 4,208 68.79% 1,909 31.21%
市貝町 3,009 59.86% 2,018 40.14%
芳賀町 3,284 44.46% 4,102 55.54%
壬生町 9,411 73.36% 3,418 26.64%
野木町 4,776 64.51% 2,628 35.49%
塩谷町 2,366 54.20% 1,999 45.80%
高根沢町 7,259 68.44% 3,347 31.56%
那須町 6,939 71.35% 2,786 28.65%
那珂川町 4,401 68.39% 2,034 31.61%

選挙違反

2020年12月21日県警は宇都宮市議会議長と福田の次男の宇都宮市議ら6名を公職選挙法違反(法定外文書頒布、事前運動)容疑で書類送検した[4]。知事選の告示直前の10月下旬に福田への投票を呼び掛ける違法な文書を配布したとされる[4]2021年5月11日、宇都宮区検は公職選挙法違反の罪で議長、次男ら3人を略式起訴した[5]。宇都宮簡易裁判所は議長に罰金30万円、公民権停止4年、次男ら2人に罰金20万円、公民権停止3年の略式命令を出した[6][7]。2人は公民権停止期間が長いなどとしてそれぞれ正式裁判を要求し、裁判の結果、議長は3年、次男は2年に停止期間が短縮された[8][9]

脚注

  1. ^ “前回より2万人減163万3千人 県内有権者”. 下野新聞: p. 5. (2020年10月29日) 
  2. ^ “元NHK局長が立候補表明”. 西日本新聞. (2020年6月5日). https://www.nishinippon.co.jp/item/o/614440/ 2020年10月29日閲覧。 
  3. ^ “福田知事5選出馬表明 コロナ対策推進強調”. 下野新聞: p. 1. (2020年8月8日) 
  4. ^ a b “知事選で違法文書配布”. 下野新聞: p. 1. (2020年12月22日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/399154 
  5. ^ “栃木県知事選公選法違反事件で前宇都宮市議会議長ら略式起訴 宇都宮区検”. 産経新聞. (2021年5月11日). https://www.sankei.com/smp/affairs/news/210511/afr2105110017-s1.html 2021年6月18日閲覧。 
  6. ^ “元国会議員秘書も罰金と公民権停止 宇都宮簡裁略式命令”. 産経新聞. (2021年5月29日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/457944 2021年6月18日閲覧。 
  7. ^ “知事次男に罰金20万円、公民権停止3年 宇都宮簡裁が略式命令”. 産経新聞. (2021年6月1日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/458799 2021年6月18日閲覧。 
  8. ^ “前議長、公民権停止3年に 宇都宮簡裁「悪質性低い」”. 産経新聞. (2021年9月29日). https://www.sankei.com/article/20210929-LSFK7KUBORNENGROFV2VDEKEBA/ 2021年10月23日閲覧。 
  9. ^ “栃木県知事次男に公民権停止2年判決 宇都宮簡裁”. 産経新聞. (2021年10月11日). https://www.sankei.com/article/20211011-BE6SOMW4OBLMJFAIN4TMXTOLUI// 2021年10月23日閲覧。 

関連項目

外部リンク