2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技・女子100m
2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技・女子100m(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのりくじょうきょうぎ・じょし100メートル)は、2016年8月12日から8月13日までブラジル・リオデジャネイロのエスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェで開催された[1]、2016年リオデジャネイロオリンピックの女子100m走について記載する。ジャマイカのエレイン・トンプソンが10秒71で優勝した[2]。 2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技も参照のこと。 ハイライトシェリー=アン・フレーザー=プライスは前回ロンドン大会覇者として今大会に臨み、直近の6つの国際大会で5勝を収める圧倒的な強さを見せていた[3]。しかし2016年のランキングは8位であり、本調子ではなかった[3]。一方、エレイン・トンプソンはジャマイカ選手権でフレーザー=プライスに勝利しており、同大会では当季世界最高記録かつジャマイカ記録タイとなる10秒70をマークしていた[3]。全米陸上競技選手権大会で優勝したイングリッシュ・ガードナーがトンプソンに続き、ティアナ・バートレッタとトリ・ボウイ、アフリカ記録を更新したミュリエル・アウレが10秒78で並んでいた[3]。オランダのダフネ・シパーズも注目選手の1人であった[3]。 予備予選ではマルタ代表のシャーロット・ウィングフィールドが11秒86でトップ通過した[4]。また予備予選で12秒を切ったのはウィングフィールドとコンゴ共和国代表のセシリア・ブエールの2人だけである[4]。 準決勝ではアウレとバートレッタが脱落した[5]。決勝ではボウイが1番に号砲に反応したが、トンプソンが最良のスタートを切れた[6]。フレーザー=プライスも快調にスタートを切ったが、トンプソンを引き離すには至らなかった[6]。結果、トンプソンがオリンピック史上2番目に良い記録である10秒71で金メダル、ボウイが銀メダルを獲得、フレーザー=プライスとマリー・ジョゼ・タ・ルーは同タイムで、写真判定の末、フレーザー=プライスが銅メダル、タ・ルーが4位となった[6]。8人中7人が10秒台を記録し、稀に見るハイレベルな決勝となった[6]。 日本勢は福島千里が出場予定であったが、アメリカ・ニュージャージー州での合宿中に左太もも裏を負傷し、200mに専念するため100mは欠場した[7]。 記録今大会までの各種記録は以下の通り。[要出典]
日程
結果
予備予選予備予選は、参加標準記録(11秒32[8])を突破せずにこの種目に参加する選手のみ出場する。標準記録突破して出場した選手は予備予選を免除される。 通過条件:各組上位2着(Q)+記録上位2着(q) 1組風速:+0.9 m/s
2組風速:−0.2 m/s
3組風速:−0.2 m/s
予選通過条件:各組上位2着(Q)+記録上位8着(q) 1組風速:+0.3 m/s
2組風速:0.0 m/s
3組風速:0.0 m/s
4組風速:-0.3 m/s
5組風速:-0.7 m/s
6組風速:0.0 m/s
7組風速:-1.0 m/s
8組風速:-0.2 m/s
準決勝1組風速:+1.0 m/s
2組風速:+0.3 m/s
3組風速:+0.6 m/s
決勝風速:+0.5 m/s
脚注
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