2012年ロンドンオリンピックの陸上競技・男子ハンマー投
![]() 2012年ロンドンオリンピックの陸上競技・男子ハンマー投(2012ねんロンドンオリンピックのりくじょうきょうぎ だんしハンマーなげ)は、8月3日から5日にかけてイギリス・ロンドンのオリンピック・スタジアムで開催された[1]。予選では各選手が3回の試技をすることができた。また設定された距離を突破した選手は全員予選を通過することができた。もし、設定距離に達した選手が12人未満の場合、予選での記録の上位12人が決勝に進出できた[2]。 2012年の世界最高記録保持者であるイワン・チホンは、2004年の検体の再検査の結果、ドーピングが発覚したため、欠場した[3]。 予選では、プリモジュ・コズムスが1回の投擲(とうてき)で自動的に決勝への進出を決め、クリスティアン・パルシュは2度目の投擲で79m37をマークし、決勝行きを決めた。室伏広治も同じく2投目で決勝進出を決めた。予選通過記録は74m69であった。 パルシュは決勝の1投目で、決勝に進出した12人のうちで2012年の最高記録を打ち立てた。パルシュより先に試技をしたコズムスは、銀メダルを獲得するに十分な投擲を行った。ウクライナのアレクセイ・ソキルスキー(Olexiy Sokyrskiyy)は2投目で3位に付けたが、室伏が3投目で銅メダルを獲得することになる好記録を出してソキルスキーを破った。室伏の投げる直前にはパルシュが全選手の中で唯一の80m超えの記録を達成し、金メダル獲得を確実にした。3回のファウルの後、5回目の試技でコズムスは1投目を超える記録を出して銀メダル獲得を決め、優勝者の記録からわずか1m23の差であった。 フォトジャーナリストにとって、競技中に用具を出し入れするために使用された小型のミニ・クーパーは重大な関心事であった[4]。BMWは「mini MINI」と名づけたこの投擲返送車を3台提供し、オリンピック・パラリンピックの会期中を通して使用されたが[5]、最初のお披露目は男子ハンマー投の予選であった。 競技日程
記録オリンピック開催前の世界記録およびオリンピック記録は以下の通りである。
結果予選
予選通過基準:78m00(Q)を突破するか上位12人以内(q)。
決勝出典[7]
脚注
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