2011年山梨県知事選挙
2011年山梨県知事選挙(2011ねんやまなしけんちじせんきょ)は、2011年(平成23年)1月30日に投票が行われた山梨県知事を選出するための選挙。 概要現職の横内正明の任期満了に伴う知事選挙。現職の横内が2期目をめざし立候補したのに対し、新人で共産党推薦の大久保令子が挑む一騎討ちとなった。主な争点は、1期4年の横内県政の評価など。[1] 各党の対応は、共産党が大久保を党推薦候補として擁立[2]。政権与党の民主党と野党の自民党、それに公明党の主要3党は相乗りする形で現職の横内を支持すると表明した[3]。 民主党は、党本部が掲げていた知事選における他党との相乗り禁止規定を無視する形で県連支持を表明[4]。自民党は横内が正式に立候補を表明する前に既に推薦を決定していたが、横内が各政党からの推薦を受けないという方針で選挙戦に臨むと表明したため、県連支持に切り替えた[5]。 この他、社民党やみんなの党は自主投票[6][3]。連合山梨は横内の推薦を決定した[7]。 選挙データ告示日
執行日同日選挙
立候補者2名、届け出順[9]。
選挙のタイムライン
選挙結果投票率は42.29%で、前回2007年の66.25%を大幅に下回り、過去最低だった1999年の45.13%を2.84%下回り過去最低の投票率であった。(前回比 -23.94%)[12]当日の有権者数は69万9204人であった。[9] 候補者別の得票数の順位、得票数[9]、得票率、惜敗率、供託金没収概況は以下のようになった。供託金欄のうち「没収」とある候補者は、有効投票総数の10%を下回ったため全額没収された。得票率と惜敗率は未発表のため暫定計算とした(小数3位以下四捨五入)。
民主、自民、公明の主要3党や、多くの県議・市町村長など様々な方面から支援を受け「オール山梨」体制を構築した現職の横内が新人で共産党推薦の大久保を圧倒した。その大久保は現県政を批判し、県政刷新や知事選初の女性候補であることもアピールしたが、県民への浸透が進まなかった。[12] 事実上、「各党相乗りの現職」と「共産党推薦候補」の選挙戦となった今回の知事選は、前回や前々回などの様な乱戦とはならず、県民の関心が薄く、投票率は伸び悩んだ。最終的に、前回から20%以上投票率は下がり、同様の構図だった1999年(45.13%)を更に下回り過去最低の投票率となった。 脚注
外部リンク
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