1958 FIFAワールドカップ・アフリカ・アジア予選

1958 FIFAワールドカップ・アフリカ・アジア予選はアフリカ・アジア地区で行われた1958 FIFAワールドカップ・予選である。アジアサッカー連盟アフリカサッカー連盟から8チームがエントリーしたが、実際にはイスラエルとの対戦を拒否するチームが多く、参加を辞退するチームが続出した。本来は出場枠が1与えられていたが、参加辞退が相次ぎイスラエルが全く試合をせずにアフリカ・アジア地区の代表となったため、急遽欧州地区とのプレーオフが開催されることになった。

予備予選

中華民国が出場を辞退したため、インドネシアが1次予選に進出。

1次予選

グループ1

香港は出場を辞退した。

順位 チーム
1=  インドネシア 2 2 1 0 1 5 4 1.25
1=  中華人民共和国 2 2 1 0 1 4 5 0.8
日時 場所 ホーム スコア アウェー
1957年5月12日 ジャカルタ インドネシア  2 – 0  中華人民共和国
1957年6月2日 北京 中華人民共和国  4 – 3  インドネシア

中国インドネシアは勝ち点で並んだため、中立地においてプレーオフが開催された。

日時 場所 ホーム スコア アウェー
1957年6月23日 ヤンゴン インドネシア  0 – 0  中華人民共和国

プレーオフでも引き分けだったため、得失点率でインドネシアが2次予選に進出した。

グループ2

トルコイスラエルとの対戦を棄権、イスラエルが2次予選に進出した。

グループ3

キプロスは出場を辞退、エジプトが2次予選に進出した。

グループ4

順位 チーム
1  スーダン 3 2 1 1 0 2 1
2  シリア 1 2 0 1 1 1 2
日時 場所 ホーム スコア アウェー
1957年3月8日 ハルツーム スーダン  1 – 0  シリア
1957年5月24日 ダマスカス シリア  1 – 1  スーダン

スーダンが2次予選に進出。

2次予選

インドネシアはイスラエルとの対戦を拒否し、FIFAから予選除外を通告された。エジプトも同様の理由で除外され、イスラエルとスーダンが最終予選に進出した。

最終予選

スーダンはイスラエルとの対戦を拒否し、イスラエルがアフリカ・アジア予選の勝者となった。しかし、イスラエルが1試合もせずに本大会出場権を獲得することを問題視したFIFAは急遽UEFAとの大陸間プレーオフを設定、イスラエルはウェールズと戦うことになった[1]

大陸間プレーオフ

順位 チーム
1  ウェールズ 4 2 2 0 0 4 0
2  イスラエル 0 2 0 0 2 0 4
日時 場所 ホーム スコア アウェー
1958年1月15日 ラマト・ガン イスラエル  0 – 2  ウェールズ
1958年2月5日 カーディフ ウェールズ  2 – 0  イスラエル

ウェールズが本大会の出場権を獲得した。

関連項目

脚注

外部リンク