鹿島ばやし

鹿島ばやし(かしまばやし)は、宮城県石巻市河南町の伝統芸能。五穀豊穣と平和を願って伝承活動を行っている。

現在は石巻市立広渕小学校にて、6年生が5年生に教える形で伝承活動を行っている。 お囃子の譜面がないため、マンツーマンで伝承活動が行われている。

主な楽器

  • 締太鼓 - 小さい太鼓で台の上に太鼓を乗せて演奏する。
  • 大太鼓
  • 笛 - 4月の河南鹿島ばやし山車祭りで歩きながら笛を吹く。

関係する活動

  • 河南鹿島ばやし山車祭り - 毎年4月の早朝に山車を出し街の中を歩いて演奏を行う。途中でお祭り広場に止まり、石巻市立河南西中学校の吹奏楽部の演奏やイベントが行われる。
  • 前夜祭 - 山車祭りの前日に行われる。山車に乗り演奏を行う。(ただし前夜祭では山車を出さない。)
  • 河南鹿島ばやし伝承式 - 毎年2月13日ぐらいに行われる、6年生から5年生への伝承式。6年生の演奏はこれが最後となり、中学生になると次の6年生に河南鹿島ばやし山車祭りの練習として教える。
  • 1970年から1980年まで鹿島囃子の活動が停止しており、地元の祭りが無かった時代があった。

過去の主な演奏

  • SPS認定式 - SPS(セーフティープロモーションスクール)認定式で演奏。
  • 仙石線開通90周年 - JR東日本仙石線の開通90周年式典で、オープニングセレモニーとミステリー列車発車の際に演奏。

演奏曲

  • 打ちばやし - 神を迎えるための曲。掛け声は「そーれ」という。
  • 松島 - 行進中の休憩の際に奏でる曲。掛け声はなし。一部送りばやしに似ている。
  • 豊年 - 行進中に演奏する曲。掛け声は「やーれやーれサッサー」後半に「そーれ」という。
  • 送りばやし - 神を送るための曲。終盤によく演奏される。掛け声はないが1ターンごとに速度が速くなる。